藪から棒の語源・由来
藪から棒とは、何の前触れもなく唐突に物事をすること。
藪から棒は、「藪から棒を突き出す」の略。藪は草木が群がり中がわからず、急に棒を突き出すと驚くことから、意表をついた行動をすることの喩えとして、「藪から棒」と使われるようになった。江戸中期の浄瑠璃「鑓の権三重帷子(やりのごんざかさねかたびら)」に、「藪から棒と申さうか 寝耳に水と申さうか」の例が見られる。