郵便の語源・由来
郵便とは、はがきや手紙・小包などを送達する通信制度。また、それによって送られるもの。
郵便は和製漢語で、郵便の「郵」は、伝令の中継をするための頓所や、飛脚の中継をする宿場を意味する。「郵」を使った漢語には、宿場から宿場へ文書を送ることを意味する「郵伝」、駅伝で送る便りを表す「郵信」、文書を送る意味の「郵送」などがある。郵便の「便」は、「たより」や「手紙」といった意味がある。この二つを合わせ、「郵便」と名付けられた。近代日本の郵便制度はイギリスの制度を真似たもので、明治4年(1871年)、前島密によって国営事業として発足され、それまでの飛脚に取って代わった。