浴衣の語源・由来
浴衣とは、木綿で作った単衣(ひとえ)の着物。
浴衣の漢字は当て字で、「湯帷子(ゆかたびら)」の略である。「湯帷子」は入浴時や入浴後に着る「帷子」のことで、「帷子」とは夏用の単衣の着物を意味し「片枚(かたびら)」とも書かれる。平安中期の「和名抄(倭名類聚鈔)」には、「内衣 布で沐浴の為の衣也」とある。江戸時代以降、入浴に関係なく夏に着る単衣を「ゆかた」と言うようになった。