落語の語源・由来
落語とは、筋のある滑稽なはなしに身振りを加え、最後に落ちをつける話芸。寄席演芸のひとつ。
落語は、落ちのある話「落とし咄(おとしばなし)」から生まれた言葉である。近世初期頃、「京・大坂・江戸」の三都で落語は生まれたが、当初は「噺・咄・話(はなし)」と言われ、上方を中心にした「軽口咄(かるくちばなし)」、江戸を中心とした「落とし咄」、身振りなどを加えた「仕方咄(しかたばなし)」などの呼び名があった。「落語」という表記は18世紀後半より見られるが、この当時も「おとしばなし」と呼ばれ、「らくご」と言われ始めたのは明治時代の半ば頃である。