料理の語源・由来
料理とは、食材に手を加え、食べ物をこしらえること。また、その食べ物。調理。
料理は、物事をうまく処理することの意味でも用いられ、俗語的用法に思われがちだが、この意味の方が本来の「料理」の意味に近い。料理の「料」は「米」と「斗」を合わせた「計る」という意味を持つ字、料理の「理」は「おさめる」といった意味で、料理は本来、「物事を適当に処置する」「世話をする」といった意味の漢語であった。日本でも本来の意味で使用された例はあるが、かなり早くから、現在の料理の意味に転じて用いられるようになった。中国でも、料理は食べ物をこしらえる意味で使われているため、その影響が強かった可能性もある。