りんごの語源・由来
りんごとは、バラ科の落葉高木。アジア西部からヨーロッパ東南部が原産。果実はほぼ球形で甘酸っぱく芳香がある。
りんごは、古く中国を経由して渡来し、西欧系のリンゴの普及以前に日本でも栽培されていた。林檎は中国語で、「檎」は「鳥」をさし、果実が甘いので林に鳥がたくさん集まったところから、「林檎」と呼ばれるようになった。「檎」は、漢音で「キン」呉音で「ゴン」と読まれることから、「リンキン」や「リンゴン」などと呼ばれ、それが転じて「リンゴ」となった。平安中期の「和妙抄(わみょうしょう)」では、「リンゴウ」と読んでいる。また、中国語で林檎を「苹果(pingguo)」とも呼び、「林檎(リンゴン)」と「苹果(pingguo)」が混ざり、「リンゴ」と呼ばれるようになったとも考えられている。