蝋燭の語源・由来
蝋燭とは、糸や紙縒りを芯にして、蝋を固めた円柱状の灯火用具。ローソク。
蝋燭は、中国から渡来したもので、漢音は「らふしょく」。「らふ」は字音仮名遣いのため「らう」「ろう」と変化し、「しょく」は呉音で「そく」となった。中世頃には、蝋燭を「おらっそく」「らっそく」「らんそく」と呼んでいた例も見られる。蝋燭の「蝋」は、植物などからとる脂肪に似た物質のことで、「燭」は「明かり」を意味する。