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2004年8月30日の「天声人語」
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作者:鱼鱼 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2004-9-7 6:03:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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贯通会员翻译讨论作品,仅供参考,如果想参与讨论请登陆论坛天声人语版块。 東京の池袋駅からほど近い豊島区立南池袋小には、ちょっと変わった一角がある。「豊島みみずく資料館」だ。長年収集してきたフクロウにちなむ品々を、飯野徹雄・東大名誉教授が、フクロウにゆかりの郷土玩具のある豊島区に寄贈、今春開館した。
在离东京的池袋车站非常近的丰鸟区立南池袋小学里,有一个角落焕然一新,那就是“丰鸟猫头鹰(夜枭)资料馆”。东京大学名誉教授饭野徹雄将长年以来收集的有关猫头鹰的各种物品,捐赠给盛产各种与猫头鹰(夜枭)关系密切的玩具的故乡丰鸟区,“丰鸟猫头鹰(夜枭)资料馆”于今年春天成立。
フクロウの生態や、世界のフクロウのイメージ、工芸品、玩具などが展示されている。その中に、アテネの守護神で、学芸や知恵などをつかさどる女神アテナに付き従うのがフクロウとの説明がある。
(“丰鸟猫头鹰资料馆”)展示了有关猫头鹰(夜枭)的生态状况、人们对猫头鹰(夜枭)的印象、工艺品、玩具等。其中,还有对跟随雅典的守护神、掌管学术和智慧的女神雅典娜的夜枭的相关说明。
ギリシャとフクロウとのなじみは古く、アリストファネスの喜劇「鳥」にも繰り返し登場する。「アテナイにフクロウ」とは、何かをその本場に持ち込むことから「シャカに説法」のような意味になるという。
希腊和猫头鹰(夜枭)的渊源可以追溯到古希腊时代,阿里斯托芬的喜剧《鸟》也是一次又一次的演出。根据《给雅典娜的夜枭》来看,似乎将什么东西带入了它本身的发源地一样,真是有些班门弄斧的味道。
飯野さんの『フクロウの文化誌』(中公新書)によれば、ローマの時代になると、商工業の守り神だった女神ミネルバがアテナと同格とみなされ、学芸の神の役割を引き継いだ。そして、ヘーゲルの言葉が生まれる。
如果根据饭野先生的《猫头鹰(夜枭)文化志》(中公新书)来看,从进入罗马时代开始,工商业的守护神密涅瓦被看作是和雅典娜同等的女神,并继承了学术之神的角色。而且,由此还滋生了黑格尔的一句格言。
「ミネルバのフクロウは黄昏(たそがれ)が来ると飛びはじめる」。種々の学芸の中で、総合的で最終的な学問として最後に到達するものである哲学を、学芸の象徴としてのミネルバのフクロウにたとえたという。
“密涅瓦的夜枭总是在黄昏来临时展翅翱翔”。 在众多的学术中,密涅瓦的夜枭被喻为,到达学术顶峰作为最终的学问的哲学。
ゼウスの頭から武装した姿で生まれたとされるアテナは、戦いの神でもある。そのアテナを祭るパルテノン神殿の下で開かれた五輪が、終局を迎えた。数多くの感動を世界にもたらしたが、丘の上の白い廃虚は、知恵と戦いのはざまで苦悩する世界の象徴とも見えた。ミネルバのフクロウは、今どこにいるのだろうか。
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