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天声人语中日对照:寒冷已甚 春风不远
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作者:佚名 文章来源:kekejp.com 点击数 更新时间:2020-3-29 19:18:26 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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自然に色の乏しい冬は、京菓子も雪の白さを愛(め)でるものらしい。「初雪」に始まって「雪の朝」「冬ごもり」「小雪」「大雪」など名前も色々考えて楽しみますと、老舗のご主人山口富蔵さんが「冬の和菓子」という随筆に書いている 如同冬季自然界缺乏色彩一样,京都的日式点心也偏爱雪花的白色。从“初雪”开始,“白雪清晨”、“猫冬”、“小雪”以及“大雪”等等,为给它们起个颇具特色的名字而费尽脑汁同时也津津乐道的老字号店主人山口富藏先生把这一切都写进了一篇题为“冬季的日式点心”的随笔之中。 ▼かつて、北国からの客人への菓子を雪の意匠で作ったことがあったそうだ。後日、別の人から、雪国の人は雪を見るだけで気が重くなる、と聞かされて反省しきりだったという。京の老舗らしいこまやかさだが、いささか粗雑なわが頭にも雪国の難儀がいたく分かる、この冬の空である ▼据说,雪的创意曾经是为了迎合来自北国的顾客口味而设立的。后来听其他顾客反映说雪国的人们只要一看到雪就心情沉重,于是便不断地进行了反省更改,体现了京都老字号所固有的精致与讲究。尽管我们的头脑粗俗杂乱,但是雪国的难处还是能够设身处地地体会得到。目前(我国)正处在这一片冬季苍穹的笼罩之下。 ▼四季に恵まれたこの国だが、冬の受け止め方は共通の季節感から外れる。何と言っても雪の有無が大きい。江戸時代の越後人、鈴木牧之(ぼくし)の名著「北越雪譜」は「雪を観(み)て楽(たのし)む人の繁花の暖地に生(うまれ)たる天幸を羨(うらやま)ざらんや」と恨み節をつづっている ▼我国是一个受到大自然一年四季不同恩泽的国家,可是冬季的感受却被排除在共同的季节感之外。无论怎么说有无降雪关系重大。江户时代的越后人铃木牧之的名著“北越雪谱”中有一段愤愤不平的文字,“我是多么羡慕那些欣赏着雪景的人们啊,抚育他们成长的地方是老天爷赐予的温暖气候和繁花似锦的田园”。 ▼この冬も、日本海側で続く雪に、東京の晴れが申し訳なくなる。たとえば秋田市では、年明けから18日までの日照が15時間しかない。片や東京は141時間。豪雪の地では、雪下ろし中の転落などの事故も相次いでいる ▼今年冬季,日本海一侧持续降雪,因此东京地区的晴好天气则显得有些惭愧。例如秋田市从年初到18日为止的日照时间仅为15个小时,而东京则有141个小时。在暴雪地区因清扫积雪而造成的跌落等(伤亡)事故不断发生。 ▼そして、きょうは大寒。「冷ゆることの至りて甚だしき時なればなり」と意味は直截(ちょくせつ)だ。今年の寒さは律義で、けさは各地で氷点下という。律義者らしく、予報では来月の立春ごろまできっちり精勤するらしい ▼今天是大寒,“寒冷已至甚时”这一说明的意思太直截了当不过了。今年的寒冷实在是信守(大自然的)规律,今晨各地又普遍处在零度以下。它就像一个讲信用的人,据气象预报直至下一个月立春前后为止将完全被控制在严寒之下。 ▼春が立てば、山口さんの店でも「雪」が消え、緑の餡(あん)も鮮やかなわらび餅「春かぜ」が並ぶ。そうなれば寒さも余寒となる。もうひと辛抱ふた辛抱の日々を、どうぞ息災に過ごされたい。 ▼一到立春,山口先生的老字号也将一改“雪”的特色,采用绿色豆沙馅制作的鲜亮的蕨粉团子“春风”将陈列在柜台前。到了那个时候寒冷也将成为余寒。希望各位保重身体,安然度过这一段还须经历这么一、两次忍耐的时日。 日语阅读
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