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天声人语中日对照:大阪选举 追求合理

作者:佚名 文章来源:kekejp.com 点击数 更新时间:2020-3-29 18:41:50 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

大阪人の気質をひとことで表すなら、それは合理精神だという。たとえば江戸っ子は初鰹(はつがつお)のような、値の張る初物にうつつを抜かす。だが浪速では、旬のものが出盛ったときに安く賞味するのを良しとした。芝居ひとつにしても、浪速は理づめに筋ができていたという。


如果用一句话来表现大阪人的性情的话,就是“合理”。举例来说,江户人(原东京人)对尝新很是执着,高价的头拨鲣鱼也相当受欢迎。但是在浪速(大阪旧称),人们看好的还是等时令品大量上市后再低价买回去品尝。就连小小的戏剧,浪速的剧情也更能以理服人。


いわば東京の情緒に対する大阪の合理だが、さて、その気質で説明がつくかどうか。大阪の市長と府知事のダブル選挙を、「大阪維新の会」の橋下徹氏と松井一郎氏のコンビが制した。既成政党による「包囲網」をものともしない勝利だった。


相比较东京的情绪化而言,大阪可以说是很合理了。那么,接下来的事就不知道能不能用“合理”解释了。“大阪维新会”的桥下徹和松井一郎双双拿下了大阪市长和大阪府知事的宝座,在这次胜利中,大阪维新会完全没有把那些元老级政党组成的“包围网”放在眼中。


もっとも、タレント議員や知事で知られる土地柄である。合理などは古い話で、いまや「ノリと面白さ」が第一ともされる。大阪秋の陣が、政策論争よりも、橋下氏への「好き、嫌い」で人気投票めいたのは否めない。


当然,因为议员和知事是艺人出身,才使得这场选举家喻户晓。“合理”的时代早已成为历史,现在是法理与兴趣至上的社会。不能否认的是在大阪这场秋日大战中,比起争论政策的可行性,倒更像是为桥下举办的一场人气投票。


とはいえ、しょせん選挙のツボは「この人にやらせてみよう」と思われるか否か。結果は、中央の政治の体たらくへの痛烈なパンチだろう。閉塞(へいそく)感と政治不信の世に英雄待望論が湧くのは不思議ではない。


话虽如此,但归根结底,能否获选的关键也只是能不能让大家想“让这个人做点什么”。就结果来看,这无疑是在那丑陋的中央政府身上打了一记猛拳。在这个充满了闭塞感与对政府失望的社会中,也不是不能理解人们期盼英雄出现的心情。


課題を打ち出して「白黒をつける」のが橋下流と聞く。「独裁」は必要とも語り、多数決なら文句あるまいと言うが、多数決は手続きであり結果の正しさは保証しない。大阪は一種のあやうさを承知で、現状打破の可能性を買ったようだ。


听闻提出问题并“辨明是非”正是桥下的作风。说什么“独裁”是必要的,但对多数表决的结果没有异议,其实多数表决也只是个过程,并不能保证结果的正确。大阪在明知风险的情况下,仍旧选择了一条可以打破现状的路。


小泉元首相への熱狂的な支持は、どうやら「不毛な興奮」だったと、後になって多くが気づいた。似ているとされる橋下流の行方はいかに。全国の目がそこに集まる。


当初小泉前首相就有一群狂热的支持者,不过事后很多人才意识到他们是空欢喜了一场。而被说与小泉类似的桥下又会如何呢?现在全国都在关注着他的一举一动





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