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日本語古典文法(下) 日语语法资料
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作者:佚名 文章来源:kekejp.com 点击数 更新时间:2020-3-25 16:10:22 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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らる.られる 〔助動〕(活用は「られ.られ.られる.られる.られれ.られろ(られよ)」。下一段型活用。上一段.下一段活用、カ変.サ変活用の動詞、および使役の助動詞「せる」「させる」の未然形に付く)卆らる(活用は「られ.られ.らる.らるる.らるれ.られよ」。下二段型活用。上一段.下一段活用.上二段.下二段活用、カ変.サ変活用の動詞、および使役の助動詞「す」「さす」の未然形に付く) 1 自発を表す。ある動作、主として心的作用が自然に、無意識的に実現してしまうことを示す。命令形は用いられない。*源氏‐帚木「自然(じねん)に心をさめらるるやうになむ侍りし」 2 受身を表す。他から何らかの動作.作用の影響を受ける意を表す。作用の受け手、すなわち受身形の主語は、人間.動物など有情のものであるのが普通である。動作を直接に受け、またその影響をこうむることによって、被害や迷惑、または恩恵などを受ける感じをも含むことが多い。ふつう、動作.作用の行い手は、「…に」の形で表現される。*枕‐七五「ありがたきもの、舅(しうと)にほめられる婿(むこ)」 3 可能を表わす。ある動作をすることができる意を表す。古代には、否定の表現を伴って不可能の意を表すのに用いられるのが普通で、中世末以降、打消を伴わないで可能の意を表すのにも用いられる。命令形は用いられない。*源氏‐須磨「二千里の外、故人の心と誦じ給へる、例の涙もとどめられず」 4 尊敬を表す。他人の動作を表すの語に付いて、敬意を示す。「給ふ」などよりは軽いといわれる。中古には漢文訓読の際のことばなどには多用されるが、かな文学作品の中では比較的少なく、中古末の和漢混淆文などに多く見られる。*大鏡‐六「げに女房のからきことにせらるれども」*平家‐二「入道みづから中門の廊にぞ出でられたり」 補注 (1)「れる(る)」と意味.用法は等しいが、未然形がア段となる動詞には「れる(る)」が付き、それ以外の場合は「られる(らる)」が付くというように、接続に分担がある。(2)上代では、「らゆ」という形が用いられて、「らる」は見出せない。中世には連体形「らるる」が終止法として用いられるようになり、命令形には「られい」が現れ、やがて一段活用化して「られる」となる。(3)自発.受身.可能.尊敬の意味は、推移的に変化しているため、個々の用例においては、いずれと決めにくい場合がある。(4)「られる(らる).れる(る)」の受身は、英語などの受身と異なり、単純な他動詞ばかりでなく、「目をかけられる」のように目的語を伴った他動詞に付く場合、また、「人に逃げられる」のように自動詞に付く場合もある。「迷惑の受身」などといわれるものは自動詞に付いた場合に多い。(5)主語が無生物の受身表現は、特に明治以後の翻訳の影響などによって増加し、現在では、法律、学術書をはじめとして新聞記事、ニュース放送など客観的な叙述に多く用いられる。(6)動詞の活用語尾に準ずるものとして接尾語とする説もある。 ゆ 〔助動〕(活用は「え.え.ゆ.ゆる.ゆれ.○」。四段.ラ変動詞の未然形に付く)自発.受身.可能の助動詞。中古の「る」に当たる。 1 自発。ある動作が自然に行われること、無意識的にある行為をしてしまうことを表す。*万葉‐三七三二「ぬば玉の夜はすがらにねのみし泣か由(ユ)」 2 受身。他から動作を受ける意を表す。動作の受け手(「ゆ」が付いた動詞に対する主語)は、人間.動物など有情のものであるのがふつうで、また、その動作を受けることによって、被害や迷惑、または恩恵などを受ける意味をも含むことが多い。動作の行い手は、「…に」の形で表現される例が多い。*万葉‐八〇四「か行けば人に厭(いと)は延(エ)かく行けば人に憎ま延(エ)」 3 (打消の助動詞を伴って)不可能の意を表す。*書紀‐斉明四年一〇月.歌謡「おもしろき今城のうちは忘ら(ユ)ましじ」 補注 (1)「らゆ」とともに、中古以降の「る」―「らる」に対応する。ただし、上代にも「る」の例は少数ある。命令形は現れない。(2)語源上、「見ゆ、燃ゆ、消ゆ、絶ゆ」など、いわゆる他動詞を対応形にもつヤ行下二段動詞の語尾と同じもので、作用を自然に発動する変化またはその状態としてとらえるのが原義と考えられる。それが、「見ゆ」にも「人に見ゆ」などの用法のあるように、受身の意味を明らかにするために用いられた。(3)四段活用動詞の未然形に付くものを助動詞として取り扱うが、「思ふ」、「聞く」に付いた場合のように、早く「思ほゆ」(さらに「おぼゆ」)、「聞こゆ」となって、一動詞の語尾として扱われるものがある。(4)上一段活用動詞「射る」について、「射ゆ」の受身用法の例があり、「見ゆ」と考え合わせると、古くは上一段動詞にも「ゆ」が付いたと見られる。(5)中古には、漢文訓読に「地蔵十輪経元慶七年点‐七」の「当来に有ら所(エ)む罪咎を防護すべし」のように、多少引き継がれ、また、「あらゆる」「いはゆる」のように連体詞として固定したものが後世まで用いられたほかは、一般に「る」に代わった。 らゆ 〔助動〕(活用は「らえ.○.○.らゆる.○.○」。下二段活用。下二段動詞の未然形に付く。可能の助動詞)否定の表現を伴って、不可能の意を表す。*万葉‐三六六五「妹を思ひいの寝良延(ラエ)ぬに」 補注 四段動詞に付く「ゆ」とともに、「ゆ」‐「らゆ」の組をなして、「る」‐「らる」の組に対応する。上代では下二段動詞「寝(ぬ.いぬ)」に付いた未然形の例しか見られない。
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