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文化差异引误解——中日外来语篇(中日对照)

作者:未知 文章来源:沪江 点击数 更新时间:2015-8-20 11:40:54 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

あなた英語知らないの?!~中国人を傷つける日本人のひと言


声明:双语文章中,中文翻译仅代表译者个人观点,仅供参考。如有不妥之处,欢迎指正。


中国人が日本語を学ぶ。英語やそのほかの外国語とは違って、なにしろ日本語には漢字がある。学校は日本語でも「学校」だし、手も山も人も、「手」であり、「山」であり「人」だからわかりやすいことこの上ない。


中国人学起日语来和学英语等其他语言是不同的,毕竟日语里有汉字,不管是“学校”、“手”、“山”还是“人”,写法都一样,理解起来再容易不过了。


しかし、日本語は漢字の読み方一つとっても、訓読みがあり音読みがある。地名や人名などの固有名詞になると、日本人でも念のため読み方を訊ねるぐらいだ。


但是,日语中光汉字的读法,就有训读及音读,要是遇见地名、人名等固有名词,为了慎重起见,就连日本人都会确认清楚。


さらに厄介なカタカナ語がある。外来語である。これを理解するためには簡単な英語の知識がいる。日本語を操れるようになるには、英語もある程度知らなければならない。日本語だけでアップアップなのに、さらに英語も学ばねばならないなんて。後悔しはじめる留学生が少なくない。


除此之外,更麻烦的还有日语中的片假名词,即外来语。为了理解这些词,学习者需要具备简单的英语知识。要想掌握日语,英语也得略知一二。光日语学习都已经够呛了,居然还非得学英语,这时候不少留学生会开始后悔。


中国語にはだからこんな言葉がある。「日本語は笑って入門し、泣きながら卒業する。英語は泣きながら入門し、笑って卒業する。」


因此汉语中有这样一句话:“学日语,笑着进去,哭着出来。学英语,哭着进去,笑着出来。”


先日、日本語を学習中だという中国人と話す機会があった。彼女は日本語試験2級に合格したぐらいで、まだカタカナ語が苦手である。あるとき、ポテトだかタイガーだか、ともかくそのぐらいのレベルの語がわからなかった。すると、相手の日本人に「あら、あなた英語ができないの?!」とひどくびっくりした表情で言われたという。


前些日子,我有机会和一个正在学习日语的中国人聊了几句。她水平大概在过了日语能力测试二级左右,但在外来语方面还是很弱。有次,她没弄明白“ポテト(土豆)”或是“タイガー(老虎)”等,总之是这个水平的外来语的意思,据说当时旁边那个日本人露出了很惊讶的表情,问她:“哎呀~你不会英语啊?”


中国における英語教育の実態に私は詳しくない。都会の重点小学校やエリート校では、良質な教師を擁し良い授業を行っているだろうが、田舎の中学や高校ではまだまだと聞いている。彼女もおざなりの英語教育を受けた組だった。そんな彼女はひどくメンツを傷つけられた思いだったのだろう。大いに立腹し反論する。


我个人不太了解中国的英语教育实情,据说城市里的重点小学以及精英学校好像是有良好的师资队伍,授课也是比较不错的,但农村里的中学及高中英语教育尚在发展中。而上面提到的那个女生,她所受的英语教育也只能算是马马虎虎,那句话想必是狠狠伤到她了,于是她气冲冲地反驳道。


「日本人のいうポテトにしろタイガーにしろホテルにしろ、英語の発音とは全然違う。あんな発音のカタカナ語は英語ではない。私はたまたまそういう日本語の単語がわからなかっただけだ。それをなぜ“英語”ができないと言うのか。全く人を馬鹿にした言い方だ!」


“日本人说的什么坡忒托啊太一噶啊嚯特如啦,发音和英语完全不一样。像那种发音的外来语根本不算英语。我只是凑巧不明白这些日语单词罢了。干嘛说我不会‘英语’,这不是瞧不起人嘛。”


実際、彼女は英語ができないので、そこをずばり「英語ができない」と言われて頭にきたのだろうが、日本人がそもそもこんなにずばりと人を傷つける物言いをするのもめったに無いぐらい珍しい。それほど、日本語の中には英語由来のカタカナ語が多く、これらは分かっていて当然なのだ。


事实上,她英语确实不好,但对方说的那么直接估计是把她惹火了吧。而日本人像这样赤裸裸地说出伤人的话也是非常少见的。可见日语里来自英语的外来语之多,而理解这些词的意思也就是理所当然的了。


中国ではどうか。ご存じのように、中国語にも外来語はある。しかし、日本のように「カタカナ語」ではない。ほかの単語と同じように「漢字表記」される。しかも中国語化が進んでいる。たとえば「ダウンロード」は“下載”xiazai だし、「コンピューター」は“電脳”diannaoだ。純粋な音訳で、原音に漢字を当てたものは少ない。少ないが無いわけではない。次のようなものだ。


那么,中国的情况又是怎样的呢?众所皆知,汉语中也有外来语,和其他单词一样是用汉字表示,变得很中国化,而并非像日语这样是“片假名词”。比如“ダウンロード”就是“下载”,“コンピューター”则是“电脑”。如果是纯粹音译的话,能匹配原音的汉字很少,但也不至于没有。比如以下这些单词。


三明治sanmingzhi(サンドイッチ)、巧克力qiaokeli(チョコレート)、高爾夫gaoerfu(ゴルフ)


三明治(サンドイッチ)、巧克力(チョコレート)、高尔夫(ゴルフ)


これらの単語を中国人が使って、その単語を日本人が理解できなかったとする。さきほどの彼女がポテトやタイガーが分からなかったケースと逆の場合だ。すると中国人は「この日本人は英語が分からないのだ」と思うか。そうは思わない。単に「この日本人は“巧克力”という単語が分からない」と思うだけである。


假设中国人用这些单词的时候,日本人不理解了,那这场面就是刚才那个女孩不明白“ポテト”“タイガー”这些词的反转版了。那么,中国人会不会也觉得“这个日本人不理解英语”呢?答案是不会,他们只会想“这个日本人不懂‘巧克力’这个中文单词。”


これらの音訳外来語は中国語の語彙の中に紛れ込んでいる。外から見た姿かたちは他の語と同じである。もちろん、構成する漢字の個々の意味がストレートにその語の全体の意味と直結していないから、奇妙な単語だという違和感は残る。教養ある人士は外来語という意識はもっている。しかし、あくまでこれは中国語の語彙メンバーである。これが理解できなくても、その背後にある「英語」ができないとは決して思わない。


这些音译外来语其实已经混入了汉语词汇体系中,从外观来看和其他词语一模一样。当然,构成这些词的汉字其意思和该词整体含义并没有直接关系,所以会让人觉得这些单词有些怪异,受过教育的人会理解外来语这个概念。但是,这些词说到底还是汉语词汇中的一份子,就算有人不理解这些词义,别人也绝不会认为他不懂背后的英语。


日中で外来語の位置づけが違うという話だが、それにしても、物事をやさしく婉曲にいう日本人が、このときばかりはズバリと言う。人を傷つけていることすら気がつかない。それが私には興味深かった。


上面说到了日中外来语的定位有所不同,这里我插一句题外话。日本人一般说事时都会比较婉转,唯独这种时候特别直白,甚至都没意识到伤害到了他人。这一点让我觉得颇有意思。




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