打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口

日语読解第4種類型:理由を問う問題

作者:佚名 文章来源:for68.com 点击数 更新时间:2015-6-11 10:13:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

私は最近、外国へいく機会に何回かめぐまれ、諸国の鉄道に乗ってみている……なにからなにまで、ものめずらしいことばかりで、おもしろくてたまらないけれど、外国の鉄道の味を知ってしまったら、日本の鉄道はつまらなくなるかというと、けっしてそうではない。外国での鉄道旅行のおもしろさは、異邦人としてのおもしろさであり、日本のそれとは、味わい方の立場が違うのである。外国の鉄道に乗りながら、日本の鉄道への郷愁を感じることがしばしばであったのも、そのためであろう。(宮脇俊三「鉄道旅行のたのしみ」)


問:「外国の鉄道に乗りながら、日本の鉄道への郷愁を感じることがしばしばであった」のはなぜか。


1. 外国の鉄道に乗っていると、異邦人と見られてしまうから。


2. 外国の鉄道はものめずらしいことばかりで、つかれてしまうから。


3. 外国の鉄道と日本の鉄道では、異なるおもしろさを感じるから。


4. 外国の鉄道と日本の鉄道は、なにからなにまで似ているから。


正解:3


たまたま家族がみんな出かけてしまった日曜日など、なぜかひとりで留守番というかっこうのとき、電話の鳴るたびにのこのこ立っていくのがおっくうで ― だいたい私あての電話は少ないのだ ― 断固無視してやろうとは思っても、リーンリーンリーンと鳴り続けるあの音に対して居留守を使うにはよほどの図太い神経がいるらしく、ためしに意地を張って見ると、けっきょく、いちいち席を立つよりも、無視しとおすほうがよほど心の疲れは大きいのであった。(佐藤信夫「レトリックの記号論」)


*居留守を使う:本当はいるのに、いないふりをすること。


問:「よほど心の疲れは大きいのであった」とあるが、それはなぜか。


1. 電話が鳴るとでなくてはいけないと思ってしまうから。


2. 日曜日にはひとりで留守番をしなくてはいけないから。


3. 期待して出ても自分にきた電話ではないことが多いから。


4. 電話が鳴るたびにいちいち立っていくのがおっくうだから。


正解:1


社会心理学者の木下富男先生の書かれた「クラクションランゲージ」と言う論文の中に、クラクションのエピソードがあります。ある教授が道を歩いていたとき、後ろからきた車からクラクションを鳴らされた。教授は車を通すために道を譲った。ところがすれ違ったときに車はもう一度クラクションを鳴らした。人がどいてやったのにまたクラクションを鳴らすとは失礼な奴だ、と教授は怒っている。木下先生はそこで、最初のクラクションは「A」という意味だが、後のクラクションは、「B」という感謝の意味のクラクションですよ、と説明をされたという話です……(蓮花一己「カーコミュニケーションその?」)


*クラクション:自動車の警笛。


問:「教授は怒っている」とあるが、なぜ教授は怒ったのか。


1. クラクションの音がうるさかったから。


2. クラクションの音に驚いたから。


3. クラクションの意味を誤解したから。


4. クラクションの意味が間違っていたから。


正解:3


正月休みを利用してニュージーランドを旅行した。


ある町の中ほどに古いイギリスを思わせる重厚な石造りの大きな建物があった。案内書によると、無料でガイド付きの内部見学ができるとあるので、ドアを押してはいってみた。


中から年配のが現れ、今日は国の祝日で休みだという。がっかりしたけれど仕方ないので出ようとすると、彼女はついてこいと言い、薄暗い廊下に電気をつけて、大きな広間に案内してくれた。窓のステンドグラスが美しく、家具もいかにも重厚である。彼女は、ここで建国初期の歴史を語ってくれ、明日来たら、他のところも案内します、と言った。


祝日であることを知らずに押し掛けてしまった外国人に対し、役所の規則を曲げて案内をしてくれた。それは実に人間味のある良心的な態度で、私たちは大いに驚き感動し、130年も前から今日に至るまで行政の重要な場所として用いられてきたこの立派な建物を、明日再度訪問しようと話し合ったのであった。


問:なぜ「大いに驚き感動し」たのか。


1. 役所の職員が外国人に特別に親切にしてくれたから。


2. ステンドグラスや家具が素晴らしかったから。


3. その建物が古い歴史を持つ立派なものだったから。


4. 職員が、明日は他も案内してくれると言ったから。


正解:1


日本のM工学博士がインド大使主催のパーティーの席上で、インドの大詩人で有名な哲学者でもあるY氏からロケットの構造についてかなり専門的な質問をされてびっくりした時のことをA新聞のコラムに書いておられたのを読み、私自身もM博士と同じようなことで驚いたことがあったのを思い出した。


問:筆者はなぜ「驚いた」のか。


1. M博士の体験と自分の体験がまったく同じようだったから。


2. 筆者もY氏から同じ質問を受けたことがあるから。


3. 筆者も科学者にロケットの構造について質問したことがあるから。


4. 優れた人がその専門外の分野にも深い関心を持つことを知ったから。


正解:4


身軽であることは重要なことである。……というのは、身軽な人は実際に自分の場所からおっくうがらずに動けるばかりでなく、意識の上でそうできる場合が多いと思われるからである。物事を違う視点から見られるという事は自分と他人との関係を適切に把握する上で不可欠なことなでだ。(辻邦生「霧の廃墟」)


*おっくう:めんどう


問:なぜ「身軽であることが重要なこと」なのか。


1. 身軽な人は意識せずに人の世話をすることができるから。


2. 身軽な人のほうが相手の立場でものを考えることができるから。


3. 身軽な人は行動力があり、積極的に社会活動ができるから。


4. 皆から良い人だと思われることが多いから。


正解:2


数十万の契約を取ったぐらいで、と彼の自慢話に適当にあいづちを打っていたところ、彼が突然テーブルをひっくり返しかねない勢いで立上がり、「どうせおまえは偉いよ。」と叫んだのには驚いた。


*あいづちを打つ:聞き手が話し手に調子を合わせて軽い返事をする。


問:なぜ「叫んだ」のだと思いますか。


1. 契約を取れたので感心したから。


2. 自慢話をきくのが嫌になったから。


3. 聞いてくれた相手を尊敬したから。


4. 筆者の態度に怒ったから。


正解:4


街はクリスマスセールでにきわっていた。ショーウィンドウは美しい飾られⅴ弗螗哎毳佶毪违幞恁钎)`が買い物客の心をかき立てていた。だが、その日初めて太郎と会う約束をして、花子と一緒に指定の場所へ向かっていた私は気が気でなかった。約束の時間をすでに20分も過ぎている。私は駆け出したい気持ちだった。しかし太郎を何年も前から知っている花子はいっこうに足を速めようとしない。「あなたとこうして街を歩くなんて久し振りね。」などと言いながら、花屋で鉢植えの花の値段を聞いたり、洋品店の店先で半額セールのセーターを胸に当ててみたりしている。


* ジングルベル:クリスマスの曲。 かき立てる:興奮させる。


* 気が気でない:心配でしかたがない。 いっこうに:まったく。


問:花子はなぜ「足を速めようとしなかった」のか。


1. クリスマス気分に浮かれて時間のことを忘れていたから。


2. 久し振りに私と歩くのが楽しかったから。


3. 花やセーターが安くなっているので買いたいと思ったから。


4. 太郎が遅れてくるだろうと思ったから。


正解:4


もし山々に木がなかったら、土ははがれ、山は崩れ、陸地は石と岩だらけの荒れ地と化していたことであろう。土地は不毛となり、更に雨の度に下流は土砂と洪水に見舞われ、平野での耕作はおろか、人々が安全に平野に住むことすら不可能になっていたに違いない。快適で便利な生活への限りない欲望のままに木々を切り続けていたら、いつかそのつけに苦しまねばならぬのは我々自身なのだ。この美しい地球の緑を守ることは人間が自分達自身を守ることにほかならない。


* ~はおろか:~はもちろん。 つけ:後でまとめて払うべき負債。


問:なぜ「緑を守ることは人間が自分達自身を守ること」なのですか。


1. 木を切って使うことで我々は快適に暮らせるから。


2. 木が地球を美しい星にしてくれているから。


3. 緑のない場所が住みにくい場所になってしまっているから。


4. 木が平野を人間の生活に適する場所にしてくれているから。


正解:4


その計画は半ばまで進んだところで止まってしまった。資金は確かに十分とは言えなかった。が、あるところまで様子を見た上で援助を考えてもよいと言ってくれた人がないわけではなかった。場所を確保する見通しもついていた。少し狭すぎると言う難点もあるにはあったが。我々の気持ちがもっと一つになってさえいたらと、思われてならない。どうしても人手が足りないときは声を掛けてくれと言ってくれた人もいたのに……


問:なぜ計画が「止まってしまった」のか。


1. 見つかった場所が狭かったから。


2. お金が足りなかったから。


3. 仲間の間に意見の対立があったから。


4. 働き手が足りなかったから。


正解:3


英会話のクラスでアメリカ人の先生に「ノーならノーと、もっとはっきり言いなさい。あなたがた日本人のそのあいまいな態度は無責任ですよ。」と注意され、山下秀雄氏の「日本のことばとこころ」という本の中に、日本人が一般的にはっきりノーと言わないのは、日本語の構造と関係があるのでは、と書いてあったのを思い出した。「見ませんでしたか。」と聞かれて、見なかった場合、英語では「ノー」と答えるのに対し、日本語では「はい」と答える。すなわち英語の場合にはお互いが客観的事実を見て、その事実に対してイエス、ノーを言うのに対し、日本語の否定は相手の質問そのものに向けられる。きっぱり否定することは、事実の否定を飛び越えて相手の考え方に対する否定と受けとられかねない。日本人はその控えめな「ノー」によって、否定が相手に対してではなく事実に対してのみ限定されることを無意識のうちに伝えようとしているのではないか、と山下氏は指摘していたが、なるほどそうか、と思った。だとすれば、「ノー」とはっきり言える日本人になるということは、かなり難しいことかもしれない。


問:なぜ先生に「注意された」のですか。


1. 日本人が無責任な答え方をするから。


2. 日本人が「ノー」をはっきり言わないから。


3. 日本人が客観的事実をしっかり見ないから。


4. 日本人が相手に誤解されることを恐れているから。


正解:2





打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口