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日语童话故事阅读:小飞侠

作者:来源 文章来源:沪江 点击数 更新时间:2015-5-25 19:05:43 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语



ある日の夜、とつぜんウェンディーの部屋の窓から、男の子が飛びこんできました。


「あなたは、だあれ?」


「ぼくはピーター・パン。夢の国ネバーランドから迎えにきたんだ。さあ、一緒に冒険に出かけよう」


一緒にいた弟のジョンとマイケルも、冒険と聞いて大喜びです。


「ネバーランドって、どうやって行くの?」


「飛んでいくんだ。妖精の羽の粉をつけると、空を飛ベるんだよ」


「わあ、ほんとうだ。すごーい!」


「ネバーランドは、二つ目の角を曲がって、あとは、どこまでもまっすぐのところさ」


空高く飛んでいくみんなの目には、家が玩具のように小さく見えます。


いくつもの夜が過ぎ、いくつもの朝がきました。


とつぜん、ピーターがさけびました。


「ごらん、あれがネバーランドだ。あの黒い船は、海賊船だよ。あそこにいるのが、恐ろしいフック船長。むかし、フックは腕と時計をワニに飲みこまれたんだ。だからチクタク音をたててワニが出てくると、まっさおになって逃げ出すよ。アハハ」


島では、子どもたちが待っていました。


「ピーター、お帰りなさい。・・・この人は、だあれ?」


子どもたちがかけ寄ると、ピーターはいいました。


「ウェンディーだよ。ぼくたちのお母さんになってくれるんだ」


ピーターの家は、地面の下にあります。


せまいけれど、あたたかくて、すてきなところです。


たっぷり遊んでつかれると、ウェンディーお母さんが、お休み前のお話しをしてくれます。


昼間は、湖や森の探検です。


でも、海賊船が、いつも遠くからながめています。


フック船長が、子どもたちをねらっているからです。


ある日、ウェンディーが言いました。


「パパとママに会いたいな。おうちに帰りたい」


「フン!帰りたいなら、勝手にすればいい!」


ピーターはすねて、どこかへ飛んでいってしまいました。


「ウェンディー、いっちゃ、いやだ!」


子どもたちが、泣きだしました。


その時、突然フック船長が現れました。


「フフフフフフッ。ピーターはおらんな。よし、野郎ども、子供たちを捕まえろ!」


子供たちは、次々に捕まってしまいました。


「大変よ、ピーター。みんなが捕まったわ」


妖精が、大慌てで知らせました。


「よし。ワニになって、フックを脅かしてやる」


チクタク、チクタク。


ピーターは時計の音をたてながら、海に飛びこみ、泳ぎだしました。


「フフフフフフッ。もうすぐ、お前たちは、海の底だ」


後ろ手にしばられた子どもたちを見て、フック船長はごきげんです。


と、そこにふしぎな音が。


チクタク、チクタク・・・・・・。


「ワ、ワッ、・・・ワニだあー!」


フック船長は、あわてて隠れました。


子どもたちが、こわごわ海をのぞいてみると。


「あっ!」


船にあがってきたのは、ピーターでした。


ピーターは、子どもたちをつぎつぎに助け出しました。


もちろん、たいせつなウェンディーも。


「うぬぬ、ワニかと思えば、おまえだったか」


おこったフック船長がピーターに飛びかかり、船の上ですさまじい戦いがはじまりました。


身の軽いピ一ターが、短剣をビュン!


それをよけたフック船長が、バランスをくずして。


「うわああー!」


フック船長は、海で大口をあけていたワニに、食べられてしまいました。


これで海賊船は、ピーターのものです。


妖精の粉をかけると、海賊船は、フワリと空に浮かびました。


いくつもの夜が過ぎ、いくつもの朝をむかえ、船はウェンディーたちの家へと進みました。


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