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日语童话故事阅读:奶奶的番茄(中日对照)

作者:来源 文章来源:JX童话赏 点击数 更新时间:2015-5-21 14:07:29 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

日语童话故事


「ガタン、ガタン。」でん車にゆられながら、わたしは、大きなにもつをまくらにしてねむろうとしている。なんてったって、これから毎日畑ではたらくんだもの。終業式がおわるとすぐに、わたしは三じかんかけていなかのおばあちゃんのうちに行った。おばあちゃんは、わたしのお父さんのお母さん。はじめてのひとり旅でワクワク、ドキドキしている。


“咔噔,咔噔……”我随着电车的微微摇晃,想着把行李当成枕头睡一会觉。要问原因,之后可要在田里一直干活啊。


等到毕业典礼一结束,我马上就去需要三个小时行程的奶奶家。奶奶就是我爸爸的妈妈。因为第一次一个人出远门,十分紧张激动呢。


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おばあちゃんのうちは、ふんわり木のかおりがした。夕食を食べながらおばあちゃんは「ここらには、たくさんわらしがいるべよ。明日でも、あそんでおいで。」と、言ってくれた。朝おきると、もう、おばあちゃんは畑で水やりをしていた。空はからりと晴れていて、さわやかな風がふいていた。わたしは、朝食をすますと畑に行った。おばあちゃんと草とりをしていると、なんだかいつもよりも仕事がすすむ。あせまみれになりながらも、一所けんめいに「けむし歩き」をつづけた。あっというまに草はなくなった。手をあらったときの水のつめたさが、とても気持ちよかった。


在奶奶的家,可以感觉到轻柔的树木的香气。一边吃着午饭,奶奶说:“这里也有很多小孩子呢。明天也过来玩哦。”早上起来后,发现奶奶已经在田里给稻苗浇水了。天空晴朗如洗,风吹得人很凉爽。我吃完早饭后就去了田里。和奶奶一起割草之后,觉得工作效率比往常有所提高哦。虽然满身是汗,但是还是努力地割着杂草。不一会儿杂草就被我们消灭光了。洗手时感受到的水的凉爽,让人非常舒服。


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「まきー。ちょっと来て。」


と、おばあちゃんのよぶ声がしたので行ってみると、きょうとろうとしていたまっかなトマトに、くっきり歯がたがついていた。


「しょっちゅうなんだよねえ……。」


おばあちゃんはつぶやき、ふしぎそうに首をひねった。


“真纪,你过来一下。”


听到奶奶的呼唤声,过去一看发现今天准备采摘的番茄上已经很清楚的被人啃了一块。


“老是这样啊.……"


奶奶嘟囔着,一不小心把脖子给扭了。


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昼食は、とれたてのまっかなトマトも出ていた。皮がやわらかくて、とてもおいしかった。あとかたづけをして、ゴロゴロしていると、子どもがさわいでいる声がしたような気がして、外に目をやった。


午饭的时候,也把刚摘下的番茄给呈上来了。外皮软绵绵的,非常好吃。之后打扫了一下,悠闲地在房间里休息的时候。好像听到有孩子们在吵闹的声音,往外看了一看。


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畑に子どもが五、六人ぐらいいた。とっさにわたしは、「なにしてんの。そこで。」と、さけんでしまった。そのしゅんかん、さっと子どもたちはにげていった。わたしは、あっけにとられて、おいかけるのを忘れてしまった。夕食のときに、おばあちゃんに子どもたちのことを話すと、「その子たちかしらねえ……。」と、言った。


田里有5,6个小孩子。我马上叫道:“你们在那里干嘛。”一下子孩子们都逃散了。我感到非常惊讶,以至于忘记追赶了。晚饭的时候,我把看见孩子们的事情告诉给奶奶听,奶奶只说了说:“原来是那群孩子们啊。”


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わたしは、よるおそくになっても、ねむれなかった。だれがトマトをかじったのか、気になってしかたがなかったからだ。とうとう、夏休み最後の日になってしまった。へやでにもつをまとめていると、「ガラガラ」とげんかんのあく音がした。おばあちゃんが来たと思って見にいった。すると、なんとまあ。あの子たちだ。畑にいた子どもたちが、どの子もじいっと下をむいたまま立っていた。わたしはいそいで畑に入り、まっかにうれた大きなトマトをもぎって、その小さな手にのせてやった。わたしを見つめるその目は、とてもきらきらしていた。


我那天直到很晚也没睡着。我很想知道到底是谁咬了番茄呢。时光任楠,终于到了暑假最后一天了。在房间里整理行李的时候,听到了房门有开关的声音。以为是奶奶回来了就去看了一下。没想到竟然就是那群在田里的孩子们。他们每个都低着头默默地站着。我赶忙跑到田里,摘下颜色鲜红的成熟番茄,放在了那群孩子的手上。那双注视着我的双眼,仿佛闪烁着光芒。


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秋のおわりごろ。ゆうびんうけに「コトリ」とおてがみが来た。うらにはタヌキとあった。わたしは、「クスッ。」と笑って、ふうを切った。とたんに「パラパラ」っと小さなつぶが落ちた。トマトのたねだった。紙にみみずみたいな字で「ありがとう」と書いてあった。


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在秋天快要结束的时候。我收到了一封写着“小鸟”的信。背面写着”黄鼠狼”。我微微笑了一下,一打开信封,马上就掉出来很多的小颗粒。那是番茄的种子。纸上用蚯蚓般的字写着“谢谢”。


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いま、あの夏から一年たった。変わったことは、毎日トマトが食べられるということ。そう。あのトマトのたねが、まっかな実をつけたのだ。太ようにてらされて、キラキラ光っているすがたは、あの子たちの目のかがやきのようだった。


现在距离那个夏天已经有一年时间了。要说变化,就是我每天都能吃上番茄了。是的。就是那些番茄的种子结出了果实。阳光照耀下果实散发出的光芒仿佛就是那群孩子们的眼晴里的光辉。





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