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(中日对照)永井荷风散文选(7)
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作者:佚名 文章来源:weilan.com.cn 点击数 更新时间:2015-4-12 20:39:33 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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筆の軸は心地悪くねばつて詩集の表紙は黴びてしまつた。壁と押入から湿気の臭が湧出し手箱の底に秘蔵した昔の恋人の手紙をば虫が蝕う。蛞蝓の匐ふ縁側に悲しい淋しい蟇ひきの声が聞える暮方近く、室へやの障子は湿つて寒いので一枚も開けたくはないけれど、余りの薄暗さに堪兼ね縁先に出て佇んで見ると、雨の糸は高い空から庭中の樹木を蜘蛛の巣のやうに根気よく包んで居る。音も響も何なんにもない陰気ないやな雨である。 中译: 笔杆黏糊糊的,有些恶心,诗集的书皮已经发霉。墙壁,壁橱涌出带着臭味的湿气,偷偷藏在行李箱底的曾经恋人的情书也被虫蛀蚀。夜幕快要降临时分,鼻涕虫在走廊上趴着,可以听到哀凉的蛙鸣声,房间的隔窗又湿又寒,所以一扇也不想打开,可又忍不了这种微暗,于是走出房间,伫立在走廊,雨丝从高高的天空上撒下,将院中的树木包的严严实实的,宛若蜘蛛的巢穴。这雨下得无声无息,散着阴气,着实令人讨厌。
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