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関西弁講座 20 【ぬくい】

作者:未知 文章来源:日语学习网 点击数 更新时间:2015-4-6 22:38:20 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

第20回 【ぬくい】


辞書には


『〔形口〕卆ぬく?し〔形ク〕


1 気候や温度が程よく気持がよい。あたたかい。《季?春》*名語記‐三「あたたかなるを、ぬくしといへる」


2 金銭を多く持っている。裕福である。*雑俳?あふむ石「隣へぬくひ冬をみせ」


3 鈍い。ぐずである。愚かである。のろまである。*俳?当流籠抜「談義はぬくひ波よする磯」


国語大辞典(新装版)小学館 1988』


と載っています。


関西限定の言葉というわけではなさそうですが、方言には違いないようです。


気温の場合にも、物の温度の場合にもどちらにも用います。


【例】


「今日はぬくいですねぇ」


我が家の風呂の追い炊きコントローラには「保温」というボタンと「あったか」というボタンがあります。「あったか」ボタンを押すと設定した温度より+2℃高い温度まで追い炊きしてくれます。


「あったか」という言葉はいかにも東京弁らしい響きがしますし、私も「あったか」などという言葉は使いません。


でも、もし「あったか」ではなく「ぬくー」とか表示されていたとすれば、さすがに元関西人の私でもカッコ悪いと感じると思います。





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