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2005年12月11日の「天声人語」

作者:chenggui… 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2005-12-13 19:03:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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小1の少女が下校中に連れ去られた栃木県今市市の学校周辺を歩いた。少女の通学路の一つは雑木林をぬける細い道だった。行き交う人影はない。散り敷いた落ち葉を踏む自分の足音だけが聞こえた。

     我在栃木県今市市的那个在放学途中被拐走的小学一年级的小女孩的学校的周围走了走。小女孩上下学路的其中一条就是从一片混种林中开辟出来的羊肠小道。没有来往的行人。仅仅能听得到自己踩在散铺在地上的落叶的声音。

 持って来た防犯ブザーを鳴らしてみた。ビーンビーンと人工的な音が響く。説明書によれば音量は90デシベルだが、ここでは無力だ。人家は遠く、だれの耳にも届くまい。頭上で鳥がけたたましく鳴いた。

     我把带来的防范用蜂鸣器弄响了试试。哔--哔--的传出了人工的声音。尽管根据说明书上讲,音量可以达到90分贝,但是这在这里是没有用的。距离有人家的地方还很远,根本传不到谁的耳朵里。只有头上传来鸟儿们惊慌的鸣叫声。

 携帯用の防犯ブザーが商品化されたのは1959年である。業界団体によると、もとは痴漢やひったくり犯から女性を守るのが主な用途だった。次いで外回りの銀行員らに広まる。子どもが襲われる事件が続いた数年前から需要が増え、今や全国の低学年児に行き渡りつつある。

     携带用的防范用蜂鸣器的商品化是从1959年开始的。根据业界团体的说法,原本是以保护女性不受流氓和拦路抢劫者侵犯为主的。但接着就扩大到了在外面工作的银行员们。从几年前不断有袭击儿童的案件发生开始,需求量就增加了。到现在为止,已经过渡到了全国的低学年儿童。

 広島市の事件で命を奪われた少女もふだんは防犯ブザーを持って登校していたようだ。ただ当日は電池切れで自宅に置いたままだったらしい。持っていたとしても、魔の手を遠ざけることができたかどうかはわからない。

     在广岛市的那个案件里,被夺走生命的那个女孩平时是一直带欧婪队梅涿魅ド涎У摹V皇窃诎阜⒌比蘸孟袷且蛭绯孛坏绮欧旁诩伊恕>退愕碧焖芄荒米拍歉龆鳎芊裨独肽侵荒ё故歉鑫屎拧?br>    
   栃木県を離れ、少女の遺体が見つかった茨城県へ向かう。車で東へ2時間弱、発見現場の山林は昼間でもほの暗かった。狩猟の下見で男性が通りかからなければ、発見は遅れていたはずだ。事務机を並べた簡素な祭壇に、少女の好物なのか、乳酸菌飲料や鶏の空揚げが供えられていた。

     离开栃木県,我们到发现小女孩遗体的茨城県去。乘车向东不到两个小时,发现现场的山林就算是在白天也是一个比较昏暗的地方。如果不是一个在狩猎开始前勘查地形的男人从那里经过的话,遗体被发现的时间是肯定会被推迟的。在用办公桌拼成的简单的祭坛上,也许是女孩曾经喜欢的东西,人们放上了乳酸菌饮料和炸鸡块作为供品。

 きのうは京都府の学習塾で惨劇が起きた。小学生の通学や塾通いにこれほど不安を感じた時代があっただろうか。このごろは防犯ブザーだけでなく、寺社のお守りを結わえたランドセル姿が急に増えた気がする。

     昨天,在京都府的一所私人学习班又发生了一起惨剧。有过像现在这样就连小学生上学或者上补习班 都会感到不安的时代吗?最近一段时间,不只是防范用的蜂鸣器,就连背着挂上了从寺庙里求来的平安符的书包的身影都有一种突然增加的感觉。


 

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