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日语能力考试一级阅读练习(24)
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作者:佚名 文章来源:exam8.com 点击数 更新时间:2014-7-8 10:52:05 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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1级読解の練習(24) 子どもめころ、田舎の家の縁の下に、小さいアカアリの巣があった。ビーズ玉を二つつな いだようなアカアリのことを、かわいいと思ったのか、なぜか異常に好きになった。 雨を防ぐために板で屋根を作ってやり、石を積んで砦をこしらえ、城壁の中には、毎日の ように砂糖やビスケットなどを置いた。学校から帰るとすぐ縁の下をのぞき、昨日与えた食糧が、あとかたもなく巣の中に取り入れられているのを見て①満足した。 アカアリの城ができあがったころ、そこから5メートルばかり離れたところに、クロアリ の巣を見つけた。私の目に、それは仮想の敵であった。クロアリの巣には、②小石や豆がらを つっこんだり、水を流しこむなどしたが、これも一日で修復されるのには驚かされた。 こんなことをくりかえしていたある日、アカアリの巣に驚くべき変事を見た。クロアリ 砦を越えて攻め入った。城はすでに陥ち、防戦した小さいアカアリたちは、いたるところに うちたおれ掠奪抽奪はようやく終わろうとしていたのである。 先日、生物学者の日高敏隆にこの話をしたら、彼はぽつりと言った。 「おせっかいは、自然の摂理を狂わせる。人間がよけいなことをしなければ、彼らはちゃん とうまくやっていけるのに」 アリの戦いは、恐ろしい自分だけの作り話でこそあれ、③私が思っていたほど、おもしろい出来事ではなかったことを知った。 (安野光雅『空想犯』講談社+α文庫による、一部改) (注1)縁の下:家の床の下 (注2)ビーズ玉:穴の開いたガラスやプラスチックの玉。糸を通してネックレスなどを作る (注3)砦::外から敵が入れないように作った建物なと (注4)あとかたもなく:残っているものが何もない (注5)仮想の敵:自分が想像のなかでつくりあげた敵 (注6)豆がら:豆の実をとってしまったあとの葉やくき (注7)自然の摂理:自然のなかでそうなるように決められていること 【問1】①「満足した」とあるが、何に満足したのか。 1 アカアリを好きになったこと 2 アカアリの巣に屋根がうまく作れたこと 3 自分が置いた食糧が全部なくなっていたこと 4 学校から帰って毎日縁の下のアカアリの巣を見られること 【問2】②「小石や豆がらをつっこんだり、水を流しこむなどした」とあるが、なぜそうしたのか。 1 クロアリとも友達のように仲良くなりたいと思ったから 2 クロアリは、豆がらや水が好きだと思ったから 3 クロアリは自分の敵だと思ったから 4 クロアリはアカアリの敵だと思ったから 【問3】③「私が思っていたほど、おもしろい出来事ではなかった」とあるが、筆者はなぜそう思ったのか。 1 自分のしたことが、自然の摂理を狂わせてしまったから 2 アカアリが、みんな死んでしまったから 3 生物学者に「おせっかい」だといわれたから 4 アリの戦いは恐ろしい話だったから
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