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2005年10月12日の「天声人語」

作者:amao 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2005-10-12 10:55:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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三蔵法師の名で知られる中国唐代の僧・玄奘が、その長大な旅行記『大唐西域記』に記している。「迦湿弥羅(カシミール)国は周囲七千余里ある。四方は山を背負っており、その山は極めて険しい」(東洋文庫・水谷真成訳注)。

 パキスタンの北部で起きた大地震は、日がたつにつれて犠牲者の数が大きく増えている。カシミール地方などの山岳地帯に被害が集中しており、ムシャラフ大統領は各国に援助を要請した。
 日本の援助隊も活動を始めた。隣国のアフガニスタンに駐留する米軍が輸送ヘリを派遣し、英、仏、オランダ、トルコからも援助隊が向かったという。
 国連の人道問題調整事務所(OCHA)が各国の調整にあたる。救助に向かう動きは、まずは滑らかなようだ。しかし険しい山岳地帯ということもあって、がれきの下に人がいるのが分かっていながら救助の手が届かないところがあるという。救助は時間との勝負だ。平時から、各国が効率よく手分けして一刻も早く現場で活動が始められるような仕組みと備えが必要なのではないか。
 玄奘は「気候は寒さ勁(きび)しく雪多く風は少ない」とも書いた。きびしいのは、間近に迫る寒さだけではない。カシミールは、パキスタンとインドの領有権争いという厳しい歴史も背負っている。インド側でも、ジャム・カシミール州を中心に多くの死者と家屋倒壊の被害が出たという。
 崩れた建物の壁とたたかう被災者に、国と国との争いという壁まで負わせてはなるまい。両国政府は、互いの国境と歴史を超え、手を携えて命を救ってほしい。

被称作三藏法师的中国唐代僧侣玄奘闻名于世,他在巨篇旅游记《大唐西域记》中记录道:“迦湿弥罗(克什米尔)国周边长七千余里,四面环山,山险异常”(东洋文库出版水谷真成译释)。

巴基斯坦北部发生的大地震,死亡人数与日巨增。克什米尔等地区的山区地带受灾严重,穆萨拉夫总统要求各国给予援助。

日本救援队也开始了救援活动。据说驻留在邻国阿富汗的美军也派出了直升运输机,英、法、荷兰、土耳其等也派出了救援队。

联合国人道问题调整委员会(OCHA)与各国正在进行协调。救援活动的展开暂且似乎还算顺利。但是,由于是险峻的山区地带,据说即便知道瓦砾下有人存在却无法进行施救。救助活动是与时间的较量。难道不应该从平日起就设立好组织机构和做好防备,以便各国能够高效地分工明确地迅速地在现场开展救援活动吗?

玄奘还写道:“此地气候寒冷难熬雪多风少”。难熬的不仅仅是一天比一天的寒冷。克什米尔是印巴两国具有领土之争背负深重历史的地区。在印度也以查谟和克什米尔州为中心,发生了众大死亡和房屋倒塌灾害。

受灾者一方面要与倒塌房屋的墙壁做斗争,还必须承受国与国之争的墙壁。希望两国政府能够抛开国界和历史之见,携手共同参与救人活动。


 

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