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2005年09月03日の「天声人語」

作者:amao 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2005-9-5 16:30:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=43919&page=1

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、日本に移住する前、米ルイジアナ州のニューオーリンズで記者として働いていたことがある。その時代に記憶して後に本にまとめたことわざに「水は絶えず川に向って流れる」がある(『ラフカディオ・ハーン著作集』恒文社)。

 大型ハリケーン「カトリーナ」に襲われたニューオーリンズで、湖や運河の堤防を破った水が市街に流れ込んだ。街より周りの湖やミシシッピ川の水面の方が高い所が多く、ことわざとは逆に水が絶えず街に向かって流れようとしているような場所だ。危険性が指摘されていたのに、堤防の強化はなされなかった。

 行政の対応には、まだ疑問がある。地震とは違い、ハリケーンは刻々と近づく「予告された災害」だ。対策をとる時間はあった。常襲地帯の住民が怖さを知らないはずもない。

 避難命令は出されていた。しかし逃げる手だてを欠いた人たちが多く、犠牲になったらしい。行政側は避難のための車の手配や近隣の州との連携を十分とっていたのか。警告を出すだけでは責任を果たしたとはいえまい。

 ハーン編のことわざ集にはこういうのもある。「思案が彼の頭に居つくと、足には居らぬ」。頑固さについてのことわざで「人に足を動かすことを強要できても決心を変えさせることはできない」の意だという。

 災害時には、足を動かすように促されても動けない人がいる。軽くみて、動こうとしない人がでることも考えられる。それを前提にして、住民の全体が速やかに足を動かせるように導く計画が必要だ。

Lafcadio Hearn(日本名小泉八云)在移居日本以前,曾在美国路易斯安那州的新奥尔良当过记者。依据这段时光的回忆,在后来他汇编的书中有过这样一句谚语“(新奥尔良的)水不停息地流向河里”。(《Lafcadio Hearn著作集》恒文社出版)

在遭受到“卡特里娜”大型飓风袭击的新奥尔良,水冲破湖泊和运河的堤防流进市区。很多地方,周围的湖泊和密西西比河的水位要高于市区,新奥尔良成了与谚语所说的正好相反、水反倒不断地流进市区的地方。被指出过有危险性,但却没有加固堤防。

对行政当局的应对也存有疑问。此次灾害跟地震不同,飓风是一点点逼近的“被预告了的灾害”。本来有采取对策的时间。经常遭袭的居民不可能不知道飓风的可怕。

政府下达了避难命令。但是,似乎许多人因缺少逃走的手段而毙命。行政当局对避难车辆、与相邻州的配合协作工作都充分安排了吗?仅仅是发出警告这不能说是尽到了责任。

Lafcadio Hearn编的谚语集里有这样的话。“想法盘踞于他的头脑,而脚无所谓”。这是针对固执所说的谚语,意思是:“即便能够强行让别人的脚动起来,但却不能让他改变决心”。

灾害时,有你让他脚动他也动不了的人。还有轻视灾害根本不想动的人。必须把这些作为前提考虑,作出能让全体居民迅速逃离的引导计划。


 

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