打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口

2005年07月16日の「天声人語」

作者:无盐 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2005-7-17 20:20:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

贯通会员翻译讨论作品,仅供参考,如果想参与讨论请登陆论坛天声人语版块。

http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=38441&page=1

愛知万博の主会場のある長久手(ながくて)町は、古戦場の町として知られている。16世紀に、羽柴秀吉の軍と徳川家康の軍が対決する長久手の戦いがあった。町は、ナポレオン軍が敗れた古戦場として有名なベルギーのワーテルローと姉妹都市の縁を結んでいる。

爱知世博会主会场长久手町,作为古战场而闻名于世。16世纪时,羽柴秀吉的军队和德川家康的军队对决的“长久手之战”发生在此处。该城市,和因拥有拿破仑军队溃败的古战场而有名的比利时滑铁卢是友好城市。

 長久手の古戦場からそう遠くない会場に、国や企業など、それぞれの「旗印」を掲げた展示館が立ち並ぶ。仕掛けの大きそうな展示館に人が集中しているようだ。しかし民芸品の即売場のような素朴な一角もにぎわっている。その周りでは、こんな会話も聞こえる。「ちょっと南アフリカに行ってくる」「私はザンビア」「こっちはコンゴ」

离开长久手古战场不远的世博会会场中,打着各自“旗号”的各国和各企业的展览馆鳞次栉比。人们汇集在规模庞大的展览馆中。但是,像民间工艺品展销会之类的质朴的一角也很热闹。在那周围,能听到这样的谈话:“我去一下南非”、“我在赞比亚”、“这里是刚果”。

 おびただしい展示から、それぞれの一点を見いだすのも万博の楽しみだろう。イタリア館の「踊るサテュロス」も、そんな一つになるかもしれない。

   在种类繁多的展览中,能找到各自心仪的一点东西,也是世博会的乐趣。意大利馆的“舞动的萨堤洛斯”,也算是其中之一吧。

 サテュロスは、ギリシャ神話の酒 神ディオニソスの従者だ。恍惚(こうこつ)の表情で旋回するさまをかたどったブロンズ像は、地中海の海底から漁網で引き揚げられ、2千年の眠りからさめた。両腕や右脚は失われているが、躍動感は失われていない。限りのない時の流れに身を委ねている限りある人間の生を、像はうたいあげているように見える。

    萨堤洛斯是希腊神话中酒神狄俄尼索斯的随从。模仿他恍惚的表情、旋转的身体的青铜像,从地中海的海底被渔网捞起,沉睡2000年后睁开了眼睛。虽然失去了两只手和右脚,但仍不失跳跃感。青铜像就像在讴歌在无限流逝的时间长河中的有限人生。

 「博覧会はもと相教え相学ぶの趣意にて、互いに他の所長を取りて己れの利となす」(『日本の名著・福沢諭吉』中央公論社)。諭吉は、遣欧使節の随員として幕末にロンドン万国博を見て「西洋事情」に紹介した。

“博览会的宗旨本来就是在互教互学之中,互相取他人之长补己之短。”(《日本名著·福泽谕吉》中央公论社出版)。书中,福泽谕吉作为幕府晚期遣欧使节的随从,在看了世博会后这样介绍[西洋情况]

 今、世界の事情は厳しい。せめて万博は、互いに他の長所を広く認め合う場であってほしい。

今天,世界的形式严峻。我们希望至少世博会能成为相互地广泛地认可他人长处的场所。


 

[1] [2] [下一页]



打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口