打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口

2005年07月12日の「天声人語」

作者:银子 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2005-7-17 20:10:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

贯通会员翻译讨论作品,仅供参考,如果想参与讨论请登陆论坛天声人语版块。

http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=38159&page=1

ハリウッドを代表するアクションスター、スティーブ・マックイーンが、50歳の若さで他界したのは80年の秋だった。末期のがん(胸膜中皮腫(ちゅうひしゅ))に侵されており、原因はアスベスト(石綿)ではないかといわれた。

代表好莱乌的史帝芬·马克,在才50岁时候过世那是1980年秋的事情。患了癌症晚期,原因被传可能是石棉。

 車のブレーキの内張りや、レーサー用の不燃スーツの裏地など、アスベストは、マックイーンがその人生を通じて使ったほとんどの乗り物に何らかの形で存在していた(W・ノーラン『マックイーン』早川書房)。

车辆的刹车的内衬,比赛用的不燃套装的衣料里子等,石棉的使用以交通工具的各种形式贯穿马克毕生。

 アスベストは「不滅」あるいは「消すことのできない」を意味するギリシャ語に由来するという。熱や酸に強く、物の形に従いながら半永久的に存在し続ける。
  据说石棉由希腊语的[不灭]或者[无法消灭]的意思而来。强力抗热和抗酸性,根据物体的形状半永久的持续存在。

 広瀬弘忠著『静かな時限爆弾』(新曜社)によると、アスベスト利用の歴史は石器時代にまでさかのぼる。古代ギリシャでは神殿の金のランプの灯心として使われた。既にギリシャ・ローマの時代には、アスベストを採掘する人や、その繊維を紡ぐ職人に肺疾患が多発していたという。
  根据广赖弘忠写的[静静的时间之弹],利用石棉的历史可以追溯到石器时代。被用做古代希腊神殿的金灯管的灯心。全部的希腊·罗马时代,采掘石棉,纺织此纤维的从业人据说常发生肺部疾病等。

 日本での、アスベストによる健康被害の実態がようやく明らかになりつつある。多数の工場従業員だけでなく、夫の作業着を洗濯する時にアスベストを吸い込んだ妻までが、中皮腫で亡くなったという。どこかで吸い込んだだけで発症の危険をはらむなら、誰にでも起こり得ることだろう。
  在日本,由于石棉导致健康危害的状况终于渐渐开始明朗。不仅仅是多数的工厂从业人员,甚至清洗丈夫作业服的妻子,据说也因为中皮踵大而死亡。隐含不知在哪里吸入就发病的危险,那不是谁都病倒了吗。

 発症までの期間の極めて長い「不滅の爆弾」が、本格的に爆発するのはこれからともいう。被害の全容をつかみ、治療の手だてを探る。爆弾を安全なやり方で除去する。それが、遅まきながら、不滅を不発に変える道ではないか

到发病为止的期间的极其漫长的[不灭的炸弹],真正的爆发也许是在以后。全面抓住被害的原因,搜寻治疗手段。将炸弹以安全的方式排除。因此,即使迟了,也可以从不灭的方向改为不发生的方式。


 

[1] [2] [下一页]



打印本文 打印本文 关闭窗口 关闭窗口