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贯通会员翻译作品《女子》

作者:华南虎 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2005-7-13 8:02:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

贯通会员翻译作品,详细请登陆以下地址查看:

http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=37253&page=1

女子

那女子是在京都上车的。她一上车便引起了三四郎的注意。首先是她的肤色较黑。三四郎自九州出发换乘山阳线渐渐地临近京都、大坂时,看到的女人的肤色也越来越白,不知不觉地产生出一种故乡离自己越来越远的哀愁。因此,当这个女子走进车厢时,他内心里就觉得这是个异性的同类。这女子的肤色确实是九州的肤色。是和三轮田的阿光一样的肤色。在三四郎正要离乡远行时,阿光噜噜苏苏地,真是烦人。能从她身边溜走,真是谢天谢地。

   然而,现在看来,像阿光这样的到也不错。单从脸型来看,这个女子要比阿光端正的多,堪称上等。嘴角紧凑,双眸黑白分明。额头也不像阿光那么宽。叫人看着有一种说不出的舒服。因此,三四郎每过五分钟左右,就要抬眼看一下那女子。时不时的也与女子的目光碰个正着。

                             夏目 漱石 《三四郎》

原文:  

女とは京都からの相乗りである。乗った時から三四郎の眼についた。第一色が黒い。三四郎は九州から山陽線に移って、段々京大阪へ近付いてくるうちに、女の色が次第に白くなるので何時の間にか故郷を遠退(とおの)く様な(あわ)れを感じていた。それでこの女が車室に這入(はい)って来た時は、何となく異性の味方を得た心持がした。この女の色は実際九州色であった。三輪田(みわた)御光(おみつ)さんと同じ色である。国を立つ間際では、お光さんは、うるさい女であった。(そば)を離れるのが大いに有り難かった。

けれども、こうして見ると、お光の様なのも決して悪くない。ただ顔立ちから云うと、この女の方が余程上等である。口に締りがある。眼が判明(はっきり)している。額はお光の様にだだっ広くない。何となく好い心持に出来上がっている。それで三四郎は五分に一度位は眼を上げて女の方を見ていた。時々は女と自分の眼が行き(あた)る事もあった。

                     夏目 漱石 「三四郎」

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