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2005年06月06日の「天声人語」

作者:无盐 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2005-6-17 5:47:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=35493&page=1

ことしも「カスタネットの季節」がやってきた。カッカッ、カッカッ。陽気に誘われるように、駅の階段や下りエスカレーターで、よく聞こえてくる。手のひらでなく、女性たちが足元で鳴らす。そう、あのわざと響かせているような靴音だ。
今年也到了『响板的季节』。咔咔、咔咔。象被快乐地吸引着,在车站的楼梯或朝下走的自动扶梯上,经常听到。不是来自手掌,而是女性让脚底在响。对,那是好像故意要弄出声响的鞋子的声音。


 涼しくて、デザインもかわいい、ミュールという突っかけが音源である。歩くたびに、いったん浮いたかかとが、着地する際にヒール部分を地面に打ちつけて鳴る。歩く姿勢や速さ、体重、ヒールの高さ、細さによって、音は高くも低くもなる。
凉快的、样式也可爱的、拖鞋的后跟就是发声源。每走一步,后跟一旦抬起,着地时鞋跟部分就敲打地面发出响声。走路的姿势及速度、体重、鞋跟的高度、粗细等不同,发出的声音或高或低。

 いかに履きやすくても、本人もうるさかろう。あまりに傍若無人ではないのか。こんなオヤジの小言を口にしたら、同僚が教えてくれた。彼女たちは「カスタネット娘」とか「カンカン女」と呼ばれているのだ、と。
再怎么穿着舒服,本人也会厌烦吧。是否太旁若无人了。说出这种老头式的责备话,同事就告诉我说:她们被称作“响板女孩”或“康康女孩”。


 名前がつくほど広がったからだろう、あの音を防ぐ商品がよく売れている。かかとの部分に張る両面テープ状の敷物で、足の裏が靴底から離れない。いわば、カスタネットを閉じておく仕掛けだ。
大概是由于普及得连专门名字都有了,没有那种声音的商品买得很好。鞋跟部分贴有像双面胶一样的垫子,使脚后跟不离开鞋底。可以说是关闭响板发声的构造。

 2年前から売り出した静岡市のメーカーの場合、27歳の女性社員のアイデアだった。ミュールでも走りたいと考案したら、防音効果も大きかった。いま特許出願中だ。今春から別の会社も参入している。靴の騒音は改善されるかもしれない。
2年前静冈市的一家厂家开始销售,那是一个27岁女员工的想法。从穿着拖鞋也想跑步着想,做出来的东西防音效果也很好。现在正在申请专利。从今年春天开始其他的公司也参与进来。也许能改善鞋子引起的噪音。


 そう思って列車内を見渡すと、大声で話す「ケータイ君」もヘッドホンをつけた「シャカシャカ虫」も減った気がした。ほっとした気分で降りようとしたら、ドアの前で動かない男性がいた。まるで「お地蔵さん」だ。静かでも、乗り降りの邪魔だってば。

这样想着,环顾车内看看。觉得大声说话的“手机先生”和带耳机听音乐的“沙沙虫”都减少了。送了口气打算下车,发现车门前站着的男人动也不动,就像“地藏菩萨”。虽然静悄悄的、但却妨碍人上下车…。


 

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