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2005年04月27日の「天声人語」

作者:银子 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2005-4-29 6:48:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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森鴎外の小説「青年」の主人公は、地方から上京してきた作家志望の青年である。その青年が、明治という「青年期」の日本で、思索や体験を積んでゆく。
森鴎外的小説[青年]的主人公,是个从地方上到京城立志成為作家的青年。那个青年,在称為明治的[青年期]的日本,積累思考与体驗。

 こんなやりとりがある。「一々のことばを秤(はかり)の皿に載せるような事をせずに、なんでも言いたい事を言うのは、われわれ青年の特権だね」「なぜ人間は年を取るに従って偽善に陥ってしまうでしょう」(『岩波文庫』)。主人公の名は、小泉純一である。
  有着這様的争議。[不要做把一个个言辞都放到秤盤里去的事情,无論什麼想要説的都暢所慾言,是我們青年的特権。][為什麼人類随着年齡的増長就陷入偽善]。主人公的名字,叫小泉純一。

 小泉純一郎・内閣が発足してから、きのうで満4年となった。戦後の内閣では、長い方に入るという。還暦も過ぎている首相を「青年」呼ばわりするつもりはないのだが、「言葉を秤の皿に載せずに言いたいことを言う」ような様子が、名前だけではなく、「青年」の一節と重なって見える。
  小泉純一郎.内閣成立以来,昨天為止剛満4年。戰后的内閣的話,据説歩入了没落。雖然不打算称呼都超過60歳的首相為[青年],可是[不要把言辞放到秤杆上,暢所慾言]的様子,不僅僅是名字,都和[青年]的那段故事重畳了起来。

 「ひとこと**」などと指摘されて久しい。言葉の意味をかみ砕いたり、説明に腐心したりするよりは、言いたいことだけ言い切ってしまうやり方に批判が募って(tunoru)いった。しかし、老練な**家にまとわりついているいんぎんな尊大さや老獪(ろうかい)さは、あまり感じさせない。「ひとこと」に批判が大きくても支持率が高かったのは、こんな「若さ」が関係しているようにも思われる。
  [一言**]等的指責是由来已久了。比起一面断章取義,一面絞尽腦汁做説明,對于只把想説的説个清楚的方式的批判愈演愈烈。可是,老練的**家慇勤的自大的狡猾,几乎都感覚不到。對[一言**]批判很多但支持率仍旧很高,也可以想像成与如此[年青]有関。

 その支持率だが、発足当時の8割から半分ぐらいになった。確かに「ひとこと」では決着しそうもない課題が、国の内外に山積している。
  即使是那様的支持率,是成立当初的8成的一半左右。確實以[一言政 治]想要解决也解决不了的課題,国家内外都堆積成山。

 青年・純一は、日記に記した。「現在は過去と未来の間に画した一線である」。その一線が、この国と世界の未来にとって重みを増す中で、純一郎内閣は5年目を迎えた。
  青年.純一,在日記里記載着。[現在是過去和未来之間画的一道線]。這道線,對于這个国家和世界的未来来説,正在分量加重中,迎来了純一郎内閣第5个年頭。
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