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贯通会员翻译作品《天城山之雪》
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作者:华南虎 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2005-4-2 6:15:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语 |
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贯通会员翻译作品,参与讨论请登陆以下地址: http://www.kantsuu.com/bbs/dispbbs.asp?boardID=121&ID=29507&page=1 天城山之雪
早晨,我还身在梦中之时,雨静静地下着。好久没有下雨了。平日里呼呼地刮个不停的风也平息了,树梢上湿漉漉的,给人一种置身于山中温泉浴场的感觉。
时隔数日,小鸟的啼鸣声,今天早晨重又在屋檐近处欢快地叫起来了。
附近那长满了杂木的山上,漂着淡淡的薄雾。不经意间,天气已回暖,仿佛春天已经来临。
我随意地看了一下天城山。皑皑白雪给山谷披上了银装。可见今天早晨这里的这场雨,到了天城山那边则变成了雪。只有树木茂盛的地方还露出黑色,树木少的地方、杂草丛生的地方则被白雪遮盖了一个严严实实。随着村落的临近,只有通往长着杂草的山坡的小路清晰可见,愈加反衬出周围的洁白。
银装素裹的天城山一改往日的姿态,显得尊贵、孤寂、高大。
的确,遥望披雪的高山,我仿佛觉得自己的灵魂似乎也飘回那遥远的世界去了。
吉田 絃二郎 《山恋》
作者介绍: 吉田 絃二郎(1886~1956)小说家、剧作家、随笔作家,本名源次郎。佐贺县出生。长崎教会学校东山学院中退后,毕业于佐贺工业学校。明治38年进京,入早稻田大学英文科。明治39年入伍,任对马要塞的见习士官等职。明治44年从早稻田大学英文科毕业。大正6年发表的《海岛之秋》是其成名之作。他的风格具有基督徒的宗教性、思想性、人道主义的倾向,多愁善感,在死亡、悲哀、轮回的背景下以融合于自然的诗人之心来体味人生是其特色所在。主要著作有:《清作之妻》、《彼岸惨白》、《大地尽头》、《人之苦》、《无限》、《白路》,剧作《发狂》、《大谷刑部》,以及随笔《小鸟飞来的日子》等。 天城山
天城の雪
朝まだ眠っていた間に静かな雨が降っていた。久しぶりの雨であった。日ごと吹き続けていた烈しい風がやんで、しっとりと濡れた梢を見れば、いかにも山の湯らしい気分をしみじみ感じさせられるのであった。
しばらく聞かなかった小鳥の声さえ、今朝は軒近く落ち着いている。
近くの柴山には淡い霧が漂うている。なんとなしに春が来たような暖かさである。
わたくしは、ふと天城を見た。そこには真っ白な雪が谿を埋めていた。今朝の雨が、天城では雪になったのであった。木の深いところだけが黒くとりのこされて、木の浅いところや、草山になっているあたりは、すっかり雪に覆われてしまった。それが里近くになるにつれて草山を登っている道のみがはっきりと白く雪をあらはしているところもある。
雪につつまれた天城は昨日と見違えるほどに尊くも、寂しく、高くも思われる。
確かに雪を頂く山を見れば、わたくし自身の魂までが遥かな世界に返ってゆくような気がする。
吉田 絃二郎 「山を恋う」
作者紹介: 吉田 絃二郎(1886~1956)小説家、劇作家、随筆家、本名源次郎。佐賀県生まれ。長崎のミッションスクール東山学院を中退後、佐賀工業卒業。明治38年上京し、早大英文科に入る。明治39年末入営、対馬要塞の見習い士官などをした。明治44年早大英文科卒業。大正6年に発表された「島の秋」はそのデビュー作とされるが。作風はクリスチャンとしての宗教的、思想的、人道主義的な傾向で、きわめて感傷的であったが、死と悲哀と流転の相を背景として自然に瞑合する詩人の心で人生を味わうというところに特色がある。主な著作に、「清作の妻」、「彼岸詣り」、「大地の涯」、「人間苦」、「無限」、「白路」、戯曲「狂人となるまで」、「大谷刑部」および随筆「小鳥の来る日」などがある。
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