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2004年12月17日の「天声人語」

作者:jianxion… 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2005-1-25 8:26:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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 「地底に大砲の音のような響きがして、たちまち激しく波うつように震動し、地は裂け、天が墜(お)ちるかと……」。幕末の1855年に江戸を襲った安政の大地震を、戯作者(げさくしゃ)・仮名垣魯文(かながきろぶん)は「安政見聞(けんもん)誌」に記した(『実録・大江戸壊滅の日』教育社)。

“地底下响起了大炮似的轰鸣,紧接着是惊涛骇浪般的震动,晃如天崩地裂……”。这是剧作家假名垣鲁文在《安政见闻志》中记载的,幕府末年——1855年江户所遭受的安政大地震的情形。(《实落·大江户毁灭之日》教育社)。

 この年までに、畿内から東海道・相模にかけて、地震と津波による多くの犠牲者が出ていた。「それでも大江戸近くではその心配もなく、すべての人々が毎日を快楽安逸のうちに過ごしていた」という。

在那以前,从畿内到东海道·相模,因地震和海啸已使许多人命付黄泉。他说“即使这样在江户附近一带,人们却并没有担心,每天过着快乐安逸的日子”。

 死者が数千人とも1万人ともいわれる江戸直下地震に、最悪で1万人以上の死者を見込んだ「首都直下地震」の被害想定が重なって見える。耐震、耐火の備えや消防力は格段に進んだが、当時とは比べものにならないほど、人や家が密集している。

由于江户的直下型地震时,传说中的死亡人数成千上万,如今,预计最坏情况下死亡人数1万以上的“首都直下型地震”的受灾构想屡有耳闻。虽然在防震、防火准备上已有了明显改善,但人口与房屋的密度也是当时无法比拟的。

 最近聞いた「圧縮陳列」という言葉を連想した。放火事件が続いたディスカウント店ドン・キホーテの、品物を密集させた並べ方だという。天井までびっしり積み上げる。避難路にも商品が置かれているといった法令違反では、消防が改善を求めた。

我联想起最近听说的“压缩陈列”的说法。指的是火灾不断的廉价商店唐吉珂德的商品密集堆放形式。东西密密层层一直堆到天花板,连紧急通道上也都放满了商品,这样的违规行为被要求作消防整改。

 東京に限らず、大都市は人や家を圧縮してびっしり積み上げたようなものだ。改善は容易ではない。地下からの直撃は想像するのも恐ろしいが、専門家の言葉に力づけられる。「一人ひとりが自分にできることから始めれば絶望的になる数字ではない」

不光是东京,大都市的人口以及房屋都是密密层层的压缩状态。要改善也不太容易。来自地下的直接攻击,想象一下就觉得可怕,不过专家的说法给我们添了几分力量。“如果每个人都从自己力所能及的事情做起,那么就不会出现令人绝望的数字”。

 魯文は、江戸の人たちが、遠くの災害を「よそごととして聞き流していた」とも書いた。おのおのの足元や頭上の「圧縮陳列状態」を見直せば、被害の圧縮につながるかも知れない。

鲁文还写道,江户人把远处的灾难“当作不相干的耳边风”。如果我们能重新检视一下各自头顶脚边的“压缩陈列状态”,那么受灾程度或许也能达到压缩。

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仮名垣魯文:[(一八二九~一八九四)]幕末から明治にかけての戯作者・新聞記者。江戸の人。本名、野崎文蔵。別号、鈍亭など。著に、開化の風俗を描いた「西洋道中膝栗毛」「安愚楽鍋(あぐらなべ)」など。

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