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2004年12月12日の「天声人語」

作者:jianxion… 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2005-1-17 7:47:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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 先日、ベートーベンの「運命」にまつわる記憶について書いたところ、幾通かお便りをいただいた。

前些日,写了篇有关贝多芬的《命运》的回忆文章,立刻就接到了几封来信。

 「運命」を竹で演奏する会があるとの便りがあり、出かけた。インドネシアの竹製(たけせい)打楽器(だがっき)を組み合わせて鳴らす。何十本も並べてつり下げた竹を細かく揺らすと、ぶつかり合って澄んだ音が生まれる。ベートーベンとインドネシアの日本での出会いは、竹の素朴な響きに乗って広がっていた。

有一封信说有个用竹器演奏《命运》的音乐会,我去听了。那是用印度尼西亚的竹制打击乐器组合演奏的。多达数十根的竹子排成一溜儿悬挂着,紧紧地摇起来,竹管互相碰撞便发出清彻的声响。贝多芬与印度尼西亚的日本之会在竹器朴素的清响中扩散开来。

 「運命」を聴いた時の「鳥肌が立つ」については、この表現は寒さや恐怖など「マイナス」の状態で使うのではないかとのご指摘があった。「日本国語大辞典」(第二版)には「寒さや恐怖、また、興奮や感激などの強い刺激によって、皮膚に鳥肌ができる」とある。第一版には「興奮、感激」は無かった。

关于在听《命运》时出“鸡皮疙瘩”的表达,有人批评说,那不是用于表现寒冷或恐惧等“负面”状态的吗?在《日本国语大辞典》(底二版)的解释中写道,“因寒冷以及恐惧,或者是兴奋、激动等的强烈刺激,皮肤上出现鸡皮疙瘩”。但在其第一版上没有“兴奋、激动”的描述。

 「類語大辞典」には「マイナス」の例の後に「最近では、『ホームランを打った瞬間、鳥肌が立った』……のように、うれしいときや感激した場合にも用いる」とある。とはいえ、鳥肌は「マイナス」の時という感覚を多くの人が持っているようだ。鳥肌を使わない表現として「肌がさざなみ立つ」をあげる人があり、一案だと思った。

在《同义语辞典》里“负面”用例的后面写道“最近,也有像‘击出本垒打的一瞬间,出了一身鸡皮疙瘩’……这样用于高兴或激动场合的用法”。话虽如此,似乎大多数人还是觉得鸡皮疙瘩是“负面”状态时的感觉。有人提出用“肌肤起微波”来避免使用鸡皮疙瘩,也不失为一种方案吧。

 「運命」は妻の葬送(そうそう)の曲とのお便りもあった。若い頃、頸椎(けいつい)損傷で全身マヒに陥ったが、好きな「運命」を毎日聴いてリハビリを続けた。昨年、末期がんを告知され、この秋53歳で逝く。「別れの会」で、この最後のリクエストを流したという。

还有一封信说到将《命运》作为妻子送葬曲。妻子年青时因颈椎受伤而全身瘫痪,每天听着喜爱的《命运》进行康复治疗。去年,被告知癌症晚期,今年秋天去世,享年53岁。据说在“告别会”上就播放了这最后的点曲。

 「『運命』を聴きながら旅立とうとしている彼女の顔は、まるで微笑(ほほえ)みをたたえているように穏やかでした」

“听着《命运》踏上旅途,她脸上安详平静,似乎露出了微笑”。


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