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2004年11月24日の「天声人語」

作者:jianxion… 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2004-12-24 8:16:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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人を信用する。その男にとってありえないことだった。自分の考えを敵だけでなく、味方にも悟られない能力に長(た)けていた。まわりの人は不安にふるえながら彼に従い、何かへまをすると、あるいはへまをしたとみなされると、「排除」された。

要信任别人。但对于那个人来说这是绝不可能的事。他就有这样的本事,自己的想法不仅使敌人,就连朋友也无法理解。周围的人全都战战兢兢地跟随着,有一点过失,或者被认为有一点过失,就立刻被“清除”。

 かつてのソ連の独裁者スターリンの一面だが、同じ独裁者でもヒトラーとの違いは多々ある。たとえば、自分に忠誠を尽くす側近には信を置いていたヒトラーに対し、スターリンは側近に最も疑いを抱いた。

这是以前苏联的独裁者斯大林的一个侧面,同为独裁者希特勒却在很多方面与他不同。譬如说,希特勒对忠心耿耿的亲信是信任的,而斯大林最不放心的就是自己的亲信。

 ヒトラーは大衆に直接訴える演説で権力を固めたが、スターリンはその才能も必要もなかった。閉じられた党の集会で演説するか、限られた幹部を操縦することで事足りた。むしろ人々とじかに接触することを避けた。ただ自分がレーニンの正統の継承者であることを国民に実感させる必要はあった。

希特勒通过直接对大众发表演说来巩固自己的权力,而斯大林没有这个才能也没有这个不要。他只要在党的内部集会上讲话,或者操纵有限的几个干部就足够了。其实他是避免与人民直接接触。不过有必要让人民感受到自己是列宁的正统继承人。

 1933年ころからメダルが鋳造され、肖像画が制作され「ほどなく、ソ連のすべての学校、役所、工場、鉱山、そして集団農場の壁にスターリンの肖像画が掲げられ、重要な記念日ともなればかならず『われらが最愛の指導者』に向けて大仰(おおぎょう)な敬意」が捧(ささ)げられた(A・ブロック『ヒトラーとスターリン』草思社)。

从1993年起,开始铸造像章,制作画像,“一时间,苏联所有的学校、机关、工厂、矿山、还有集体农庄的墙壁上都挂上了斯大林的画像,每逢重大的纪念日人们总要向‘我们最最敬爱的领袖’献上夸大其词的敬意”(A·布鲁克《希特勒与斯大林》草思社)。

 

引きこもり型の独裁者にとっても肖像画は必要だった。そして歴史が教えるのは、「指導者の顔」がいたるところにあふれる国に暮らす人々は、苦難の道を歩んでいることが多い、ということだ。

对于深居简出的独裁者来说画像是必不可少的。而历史告诉我们,生活在“领袖的尊容”随处可见的国度里的人民多数是苦难深重的。

 

北朝鮮で「指導者の顔」が一部撤去されたという報があった。はたして世界史の教訓をくみとったうえの動きなのかどうか。

有报道称在北朝鲜,已撤去了一部分“领袖的尊容”。不知道这到底是不是吸取了世界历史教训后所采取的行动。

 

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