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2008年01月25日「天声人语」中日对照

作者:freyja 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2008-1-30 8:53:50 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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人魚の涙にも例えられる真珠は古来、偶然の恵みだった。珠(たま)を抱いた貝は珍しく、つまり人魚はめったに泣かない。それが20世紀に入り、彼女はめっきり涙もろくなった。水産業と宝飾業の十字路にこぼれ出た、養殖真珠である▼

自古以来,珍珠就被喻为人鱼的眼泪,是偶然才有的恩惠。孕珠的贝是很珍贵的,也就是人鱼很少哭泣。进入20世纪后,她的眼泪显然多了起来。在水产业和宝石饰品业的十字路口处溢出的是人工养殖的珍珠。

アコヤ貝などの体内に異物を入れると、それを核にカルシウムとたんぱく質の層が交互に積み重なっていく。人が泣かせた涙の粒だが、天然の真珠と同じく歳月だけが大きくする▼

把异物放入珍珠贝等贝类的体内,作为珠核被钙和蛋白质层层叠叠包裹起来。这是人为使之哭泣的泪珠,但是要与天然的珍珠相同则需要更长的时间。 

世界初の養殖ビジネスで成功した御木本幸吉(みきもと・こうきち)は、外遊のたび事業をこう説明した。「貝をだまし、月の涙のような真珠質を分泌させる。お陰で世界旅行ができますのじゃ」。幸吉の大言壮語は、しかし商才と努力に裏打ちされていた。きょうが生誕150年にあたる▼

世界上第一个因商业养殖珍珠获得成功的御木本幸吉,在每次出国旅行的时候这样说明他的事业。“欺骗贝,使之分泌出如同月之泪一样的珍珠质。托你的福,我才能进行世界旅行”。虽然那是幸吉的大话,但也是需要商业才干和努力作为铺垫的。今天是其诞辰150周年。

「真珠王」には逸話が多い。明治天皇に発したと本人が言う「世界中の女の首を、真珠でしめてご覧にいれます」の言葉は伝説だ。昭和初めの訪米ではエジソンに会った。80歳の発明王は「ダイヤと真珠だけは作れなかった」と驚いたという▼

关于“珍珠之王”的趣话很多。传说他在拜见明治天皇的时候说出豪言“我要让珍珠项链挂在全世界妇女的脖子上”。昭和年间首次访美之时见到了爱迪生。80岁的发明家惊奇地说道“我无法发明的就是钻石和珍珠”。

銀座のミキモト本店で、大正期のカタログを拝見した。日本初のネックレスは、多くの首を「しめた」ことだろう。型破りの創業者と、繊細な商品。日本の産業を飛躍させた取り合わせである▼

在银座的御木本本店,见到了大正时期的商品目录。日本初期的项链风靡世界。不拘常规的创业者,纤细的商品。是与飞跃的日本产业相结合的产物。

日本経済が揺るぎない地位を固めるにつれ、粗野だが進取の活力にあふれた起業家は天然真珠の珍しさになった。どの業界も、無難を旨とする経営者が多い。幸吉の先の言葉も今では「世界中の女性の首を真珠で飾ってみせます」と、より丸く伝えられている。      

随着稳固日本经济不可动摇的地位,粗鲁但是充满进取活力的创业家变成了难得一见的天然珍珠。无论哪个业界中,都有不少将说得过去作为目的的经营者。幸吉之前的那句名言“让你看到珍珠装饰着全世界女性的脖子”依然广泛流传。

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