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读解问题-4

作者:佚名 文章来源:本站原创 点击数 更新时间:2004-5-21 23:39:00 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。 

 

  春になると、隣家の庭の白木蓮が一斉に花を開く。その姿は薄闇の中で眺めるのがいちばん美しい。しかし、いま書きたいのは隣家の木ではない。身近の花の美しさによって呼び出されたような、もう一本の木のことである。

  ある日の午後、階下の西向きの窓からぼんやり外を見ていた。そのころまだわが家の西側に建物はなく、空き地ぞいの道を隔ててかなり遠くまでの景色が楽しめた。ふと気がつくと、道の向こうの家の庭木の間から一本の白い樹木が( A )。いや、満身に白い花を飾った丈高い木が目に飛びこんできたのだ。その家の庭にある木ではない。更に遠くに立っているものが庭木ごしに望まれたのだ。おそらく、木は以前からそこにあったのだろう。ただ純白の花をまとうまで、こちらが気づかなかっただけに違いない。白木蓮にしては、丈が少し高すぎる。しかし辛夷にしては、あまりに花が

 大ぶりで木の全体を包みすぎている。家の者に尋ねても、その木を見るのは初めてであり、どのあたりに生えているのか見当がつかぬという。まるで突然に出現したかのような、白く燃える美しい木だった。

  次の日も、次の次の日も、木は同じように( B )というより、更に白い輝きをまして西の窓外に目を誘った。ついにたまらなくなって家を出た。駅とは反対の方角なので、平素はあまり足を運ばないあたりである。歩き出すとすぐに相手は見えなくなった。道からでは近くの家の庭木がじゃまをするからだ。はじめは駅へと向かい、次に右折を二度重ねてもう一本先の道へと曲がってみた。わが家からの見え方からすれば、その道の左右いずれかにあるはずだ。最初の日、とうとう発見することはできなかった。帰って西側の窓辺に立つと、木はくっきりと曇り空を背景に( C )のだった。

  翌日、二度目の探索におもむいた。そして前日と同じ道の右側に、二階家の壁に隠れるようにして花を咲かせている大きな白木蓮を見つけ出した。そしてひどくがっかりした。近くにそれらしい木はないので間違いないと思われるのに、見る角度が異なるためか、相手は窓から眺めたときのような気高い美しさをたたえていなかった。こんなことならさがし出さなければよかった、といたく後悔した。

  それから間もなく、空き地に家が建てられて西向きの窓からの眺めを奪った。遠い白木蓮はわが家の視界から失われた。その木はいま、ぼくの中だけに一年中白い花を咲かせてひっそりと( D )

 

 問題 A~Dの(     )にあてはまる最も適当なことばを次のことばの中からそれぞれ選んで書きなさい。ただし、同じことばを二度使ってはいけません。

 

{ 立っていた  立っている  立ち上がっている  たたずんでいる }

 

答えは次のページで

 

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