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2007年12月28日「天声人语」中日对照

作者:freyja 文章来源:贯通论坛 点击数 更新时间:2008-1-3 10:15:23 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

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夏ごろの小欄で、作家として立つ前の吉川英治が川柳に親しんでいたと書いた。雉子郎(きじろう)というその号は、新聞に載った〈桂庵(けいあん)に踏倒さるる頬(ほお)の痩(こ)け〉の一句で川柳界に知られるようになった(『川柳の群像』集英社)▼

大概夏天的时候,在小专栏里,写了成为作家之前的吉川英治对川柳的亲近之情。所谓“雉子郎”的称呼是因一句在报纸上刊登的“ 因为中间人的欺压而脸颊消瘦” 而被川柳界所知(『川柳的群像』集英社)

桂庵とは、職業仲介所の俗称である。ピンハネでもされたのか、恨みつらみが十七文字にこもる。吉川は家計を助けるために年齢をごまかし、20を超す仕事を転々とした。のちの国民的作家も当時は貧しく、弁当を持って行けない日があった▼

所为中间人,是职业中介的俗称。虽然也得到了佣金,可满腹怨气在俳句里也到处可见。吉川为了补贴家计而隐瞒年龄,辗转各地做了超过20种的工作。之后的作家也有过着因为生活贫困而没有饭吃的日子。

現代の桂庵も、そう変わらないらしい。違法派遣を繰り返した日雇い派遣大手グッドウィルが国から事業停止命令を受けることになった。全事業所が年明けから数カ月の停止になる見通しだ。1日3万人という派遣スタッフに収入途絶の不安が広がっている▼

现在的中介也不像那样好变换了。反复违法派遣日雇工的派遣大王GOODWILL受到国家发布的停工命令。预计全事务所从明年开始有数个月的停止经营。蔓延着一天就有3万派遣职员没有收入的不安气氛。

おととい、低収入に悩む若者向けの「年越し電話相談会」が東京であった。NPOなどが主催し、85件が寄せられた。日雇いに関するものも多く、内容は悲鳴に近かったという▼

前天,在东京有一个面向因为低收入而苦恼的年轻人的“除夕电话商议会”。由NPO等主办,有85通电话打来。与日雇工有关的问题很多,内容也近乎于悲鸣。

日々雇われ、日々失業しているような疎外感は、心をなえさせる。雇い主からの突然のキャンセルも頻発している。「都合しだいで引っ張り出したり、留め置いたり」と、NPOの代表は、倉庫の在庫のような扱いを憤る。合法的でも、日雇い派遣そのものに反対する声が高まっている▼

每天被雇佣、每天都在失业的疏远感让心也萎缩了。来自雇主的突发性解雇也时常发生。NPO代表对“根据计划,或者离开,或者留下”的愤怒就如同在仓库中库存后爆发一样。即使是合法的,来自日雇工的反对声也在高涨。

「桂庵口」という古い言葉がある。仲人口に似て、仲介者の言は信用ならないという意味だ。仕事と人との、確かな縁結びを任せられる桂庵なしには、若者の希望は痩(こ)けていくばかりだ。

所谓的“媒人口”是旧时的说法。是说中介者说的话就好像媒人的嘴巴说处的一样没有信用。工作和人之间若没有确实有能力牵线的媒人,年轻人的希望就会消失。

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