というカタカナ語は、インターネット上のWebサイト、俗に言うホームページの使いやすさや見やすさ、接続しやすさの意味で使われる場合がほとんどである。Webサイトなどのアクセシビリティは、異なる種類のブラウザでも問題なく閲覧できるか、関連ページへの移動が簡単か、1つのページが長すぎないか、 表示するまでに時間がかかり過ぎないか、など利便性に関する細かい項目の積み上げによって判定される。
アクセシビリティ单词是在网站或者网页中的容易看懂内容或者好连接的场合往往使用。
アクセシビリティは、アクセス(access)という言葉に関係していることは想像がつくが、アクセスという言葉自体、少し分かりにくい。アクセスは、接近、到達、接触、入手、出入り、通路、入口、利用などいろいろな意味があり、それらすべてを1語で引き受ける日本語の単語は、ない。
アクセシビリティ(accessibility)は、アクセス(access)に「ibility」を足したものだが、「ibility」は「ability」と同じで、おもに動詞の語尾にくっついて、「○○できる性質」、「○○に適すること」という言葉に変える。accessibility は、「アクセスできる性質」や「どれだけアクセスに適しているか」というような意味なので、「アクセス性」という和洋折衷語にすることもできる。
英語の accessibility は、「行きやすさ」、「入手しやすさ」、「手の届きやすさ」などさまざまな意味があり、Webサイト以外のものについても使われる。"Improving accessibility to drug prescriptions for senior citizens" は、「お年寄りが処方薬をもっと利用しやすくすること」ということだ。
日本語のアクセシビリティは、「Webサイトの利用しやすさ」という特殊な意味を表したいがために、日本語に訳さずにカタカナ書きされている。英語でも、accessibility とだけ言って「Webサイトの利用しやすさ」のことを言う場合は多い。成長著しいインターネットの世界では、仕事が忙しいから「Webサイトの利用しやすさ」などという悠長な言葉遣いはしていられないのかもしれないが、逆に、悠長な言い方でないと分からない人にも手伝ってもらえば、少しは「彼ら」の残業も減らせそうなものである。
●「-able」や「-ability」と違い、「-ible」(~できる)と「-ibility」(~できる性質)がつくのは、ラテン語を語源とする言葉に限定される。
●accessibility の「bility」の前の「i」の発音は、「イ」よりも「ア」に近いので、「アクセサビリティ」と書く人もいる。